マブラヴ
0904話
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隊だったからだ。
ちなみにこの中にイルメヤが入っていないのは簡単な理由で、空を飛べないからだ。当然空を飛べるメギロートやシャドウと一緒に部隊を組ませると、以前にA-01連隊との模擬戦でスティングやアウルがやったように移動速度をイルメヤに合わせなければならなくなる。
あるいはその場にイルメヤを置いていくか。……まぁ、そんな事をすれば各個撃破のいい的だが。
ともあれ、無人機と量産型Wであっても味方機には違いない。ホールの中にいたBETAと互角以上にやり合ってはいるが、それでも数の差の問題でやや優勢といったところだ。
……シャドウはともかく、メギロートはバリアの類が無いからな。幾ら機体性能がBETAより格段に上だとしても、塵も積もれば山となるとばかりにBETAの攻撃を食らい続ければ、いずれ持ち堪えられなくなるだろう。
特にここはハイヴの内部で、敵のホームグラウンドだし。
そんな風に考えつつ、こちらに後ろを向けている要撃級に向かってヒュドラのビーム砲を発射する。
次々に放たれるビームに背後から貫かれ、爆散していく要撃級。いや、それだけではない。要撃級を貫通したビームは、その前にいる突撃級にまで突き刺さる。
突撃級は正面こそ装甲殻で高い防御力を誇るが、その分背後は柔らかい。その柔らかい場所へと幾つものビームが突き刺さり、撃破していく。
さて、このくらいダメージを与えれば十分だろう。
「量産型W、後は任せてもいいな?」
『はい。ありがとうございます、隊長』
通信で短く礼を言ってきたのを聞き流し、そのままホールから続いている別のドリフトへと向かって入っていく。
尚、行きがけの駄賃とばかりに、要撃級の後ろを通る時にエナジーウィングで刃状のエネルギーを掃射してやった。
これで更に楽になるだろう。
背後で要撃級が振り返ってこちらへと向かおうとしているのを感知するが、今度はそこにシャドウのビームガトリング砲が掃射されて地面へと倒れていくのを後目に、俺はホールから出て行く。
「さて……メギロートやシャドウとハイヴ内で遭遇するとはな。こうなると、結構な数が既にハイヴ内に突入していそうだが」
呟き、再び現れた数匹の要撃級を通り抜け様にヒュドラの先端に展開されたビームサーベルで切り捨てて行く。
100匹単位ならともかく、今更数匹の要撃級がいたところでこっちにとっては既に邪魔にかならない。BETAにしても、その辺はいい加減学習してもいいものだと思うが……そこまで言って、ふと気が付く。そうか、基本的に遭遇しているBETAを全て殺している以上、向こうにこちらの情報が渡るということはないのだろう。
あるいは渡ったとしても対処出来ないという可能性もあるか。
そんな風に考えつつ、出会った無数のBETAを全て殺し
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