暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0904話
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 ……まさか要塞級が降ってきたりはしないよな? 突撃級辺りが降ってきたら、戦術機とかだとかなりやばそうな感じがする。
 そんな風に考えながら進んでいくと、再びドリフトの先からBETAの姿が現れる。
 噂をすればなんとやら。BETAの中では唯一それ程気持ち悪くない外見の突撃級だ。完全に俺の主観だが。
 例え気持ち悪くない外見だとしても、このまま大人しくやられる訳にもいかない。BETAは見的必殺だからな。
 ヒュドラの先端を一直線にこちらへと向かってくる突撃級に向け……トリガーを引く。
 次の瞬間、18門の砲門から放たれたビームは真っ直ぐに突き進み、あっさりと突撃級の装甲殻を貫き、肉体をも貫き、更にその後ろにいる突撃級をも貫いていく。
 ビームが命中した衝撃により先頭を走っている突撃級がバランスを崩して地面へと倒れ込み、同時にそのすぐ後ろを走っていた突撃級が先頭のBETAにぶつかってバランスを崩し……おお、速度とタイミングと障害物になった突撃級が神掛かり的なバランスをもたらし、背後の突撃級が空中を飛んだ。……否、跳んだ。
 勿論その突撃級もビームで既に息絶えているのだが、それでもこのままのコースだとこっちの邪魔になるな。
 T-LINKシステムによる機体制御でヒュドラを動かして背後へと移動し、次の瞬間、まるで狙ったかのようについ数秒前まで俺がいた場所に突撃級の死骸が落下する。

「取りあえずお前達は邪魔だな。……ファントムッ!」

 その言葉と共に、前と中央の2つのヒュドラ4基から放たれた32基のファントムが鋭く空中を飛ぶ。
 先端にビームソードを展開しながら突き進み、突撃級の装甲殻をあっさりと突き破って体内へ。同時に、体内でビームを発射して内部から突撃級を殺していく。
 そんな光景が至るところで繰り返され、同時に腹部拡散ビーム砲やエナジーウィングから生み出された刃状のエネルギーで掃射する。
 文字通りの意味で身体の内側と外側から攻撃された突撃級は、戦術機を相手にする時は無類の防御力の高さの装甲殻を活かした体当たりで猛威を振るう存在だとは思えない程、呆気なく骸を晒す。
 ファントムをヒュドラに戻しながら、もうここには用が無いのでツイン・ドライブを起動させて再びドリフト内を進んでいく。
 そうして遭遇するBETAを次から次に倒しつつ、進んでいった先には再びホールへと続く出入り口が。
 だが、今回は俺が最初ではなかったらしく、既に中から戦闘音が聞こえてきている。
 さて、誰がいる?
 そんな風に思いながら入ったホールの中にいたのは……

「これは予想外だったな」

 思わず呟く。
 何しろ、シャドウミラーの幹部という訳でもなく、あるいはハイヴに突入した他の世界の部隊でもなく……メギロートとシャドウで構成された8機の部
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