第八十三話 再会そして制裁
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ゲンナイ『どうやら間に合わなかったみたいじゃな』
すずか「…はい」
大輔「だけどミッドチルダに行く手段は手に入れた!!明日からでも充分間に合う!!」
ゲンナイ『そうか……今すぐわしの家に来てくれ。お主達に渡したい物がある。』
アリシア「渡したい物?」
ゲンナイ『“自由の紋章”と“正義の紋章”じゃ』
アリサ「何ですって!?」
行方不明の紋章をゲンナイが持っていたことにアリサは目を見開く。
大輔「あんたの家は何処にある?」
大輔が聞いた途端ゲンナイは消えた。
大輔「な!?」
ルカ「消えましたね…」
ゲンナイ『光が見えんかの?』
ゲンナイの言葉に周りを見渡すと、空に向かって伸びる一筋の光の柱。
大輔「あそこに…」
ゲンナイ『あそこにわしの家がある』
賢「成る程…」
ワームモン[嘘だったら怒るからね!!]
子供達は新たな一歩を踏み出す。
光の柱を頼りに足を進める。
森を抜け、光の差す方向にたどり着くと、光は湖の中から放たれていた。
大輔「これは…」
エリオ「皆さん、少し下がった方が…」
言い終える前に光の柱の方から湖が真っ二つに割れていく。
すずか「階、段…?」
アリサ「下りろってことよね?」
賢「うん」
大輔「下りよう」
子供達は階段を下りていく。
歩いているすぐ横を魚が泳ぐ奇妙な感覚。
賢「ゲンナイさん。勝手に入りますよ」
玄関先で立っているのもあれなので、中に入る子供達。
そして襖を開くとゲンナイがいた。
ゲンナイ「よく来たのう。選ばれし子供達」
大輔「よく来たのうじゃねえ。紋章は?」
ゲンナイ「まあ、待ちなさい。まずは他の子供達に、わしが何者なのかについて、話さなければならん。この世界はお主らが知っての通り、コンピュータ・ネットワークの中にある情報、つまりデータを基に作成された世界じゃ。ここは、ネットの情報やデータが物体として実体化した世界、故にデジタルワールドと呼ばれておる。その中でも、実体化したデータの内、生き物であるものの総称をデジタルモンスターというから、この世界のことをデジモンワールドと称する者達もおる。そして、この世界の安定を司っておるのが、ホメオスタシスという監視を行っておるセキュリティシステムの一端。彼の人は実体を持っておらんのでな、媒体か、手足となる存在が必要となる。その手足となってセキュリティシステムの代行を任されているのが、エージェントと呼ばれるわしのような存在なんじゃ」
全員【ふーん】
信じられないと大輔達の目が語
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ