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Fate/EXTRA〜もう一人のアーサー王〜
戦いのための準備
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撃となって叩き込まれる。若干浮遊感を感じたと思ったら気付いた時には地面に転がっていた。

立ち上がろうとするが既にセイバーがすぐそこに立っていた。片手には俺に向けられた剣。

「オレもどうやら莫迦になってしまったらしい」

セイバーはすぐに剣を引っ込めると、いつものように俺に手を差しのばした。

「もう少し続けたいところだが今日はこれにて終了だ。これ以上やってマスターに死なれては元も子もないからな」

「……あともう少しだったのに」

悔しさを口にしながら俺はセイバーの手を借りて起き上がった。さっきの勝負が勝負なだけに今まで疲労感しか感じなかったのにまだやりたいと今では純粋に思える。

「あともう少しなものか。わざとあの状況に持ち込んだに決まっているだろ」

「マジかよ……」

さっきまでの自信とやる気を返してくれ、セイバーにそう言いたくなった。はぁ…と重い溜め息を吐く。それにしても、よくこの状況まで誘導できたものだ。敵を敢えて追い詰めさせて、その隙を突く。剣を振るうことに精一杯の俺には到底考えられない芸当だ。

「やっぱりセイバーってすごいんだな……」

「当たり前だ。何を当然の事を言っている」

セイバーは普通のことだと言うが、まだまだ俺にはない技術をたくさん持っている。それには本当に憧れるし、勉強になる。

「いや、本当にセイバーはすごいよ」

「………そ、そんなに褒めるな!なんか物凄く……その……なんだ。むず痒いというか恥ずかしいというか……!なんか変な感じがする!」

物凄い慌てふためきようだ。そんなにおかしなことを言っただろうか。本人もまんざら嫌でもなさそうな気がするが……。そこのところはよく分からない。

「だが……まぁ……ありがと」

セイバーは照れくさそうに答える。


こうして、波乱万丈の1日は終わりを迎えた。


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「敵を調べよう」

朝日が溢れる静かな密室で、俺はセイバーに提案をしてみた。真剣な表情で、なおかつシリアスな雰囲気を放ちながらやる気があることをアピールする。対するセイバーはイスを並べたベッドに寝転がりながらこう答える。

「断る」

ズルッと何かが俺の中で滑った。猶予期間が今日を含めてあと二日に差し迫ったが、相手の情報が全く集まらないことに対して焦りを感じていた。

それにしても俺の提案は案外悪くないと思う。敵を知らなければ対策の取り用もないし、戦い方も分からない。戦いにおいては損することが充分に多いと思うんだが…。

すると、セイバーが気だるげな表情で口を開けた。

「調べて何になる?敵の武器の対策か?戦術の看破か?それとも弱点を持って潰すか?」

「……それの
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