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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十五話 管理局特別会議『魔術師 衛宮士郎について』
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、士郎君の研究成果及び研究資料、魔術に関する術式等々、はっきり言えば術式が違いすぎる士郎君の魔術全般が其処にある。
 資料のページ数でいえば『確認武装』が多いのだけど、魔力値や士郎君がアースラ内で話していた内容以外の情報はほとんどが映像資料なため情報量としてはそこまでない。

 一応『確認武装』と『事実未確認又は詳細不明資料』で分けてはいるけど、実質的にはほとんどの資料が『事実未確認又は詳細不明資料』である。

 そして、これらの資料を作るために、記載する情報をまとめたり、資料作成を行っていたクロノやエイミィをはじめとするアースラオペレータスタッフ一同は数日間にわたる徹夜作業で現在はダウン中。
 
 さらにこれとは別に『管理局に関わる意思について』という一ページしかない資料には
 『研究成果の漏洩を防ぐために関わる気は基本的にない』
 という一文のみがある。

 これにもしジェエルシードを破壊した事や破壊した槍の事を確認済の情報に載せようものならどうなるか考えたくもない。
 一歩間違えば強硬な手段にでる可能性も捨てきれない。
 ただでさえジュエルシード事件の首謀者であるプレシアさんとフェイトさん、そして使い魔のアルフさんの三人を研究成果漏洩を防ぐために、引き渡せという要請。

 そのせいで管理局の中には反魔術師派のような派閥までとはいかないが集まりが出来つつある。
 
 ジュエルシードを壊した槍についても、これ以上悪くなりようがない状態になれば、その時に報告する予定だ。

 そして、これらの情報操作ともいえる行動

「レティよりもグレアム提督が予想以上に積極的だったわよね」

 意外というべきなのかレティ以上にグレアム提督が積極的だった。
 なにせ資料の整理や作成などにリーゼ達も協力させてくれたのだ。

 だけど積極的になる気持ちもわかる。

「下手に争いになる事を避けたいものね」

 資料自体に記載していないエクスカリバーの情報やジュエルシード8つと次元断層の消滅に関してもレティとグレアム提督には話しているのだから。

 とはいえ質疑の数は多く私がクタクタになったのは言うまでもない。

「いつもより少し多めでもいいわよね」

 最低限のスタッフを残して大半がダウンしているので、ブリッジから動かなくても用意できるように準備しているお茶とお茶請けに手を伸ばす。
 そして、砂糖をいつもより一杯多く入れて、喉を潤しながら定期報告の資料に目を通し始めた。




side グレアム

 どうにか誤魔化せたか。

「父さま、衛宮士郎の件はどうなりました?」
「ああ、管理外世界という事もあるしばらくは現状維持という事で落ち着きそうだ」

 私の言葉にほっと息を吐くリーゼとア
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