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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十五話 管理局特別会議『魔術師 衛宮士郎について』
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を受けております」
何らかの魔術師組織があれば何らかの接触を考えるのだけど、士郎君の言葉を信じるならその存在はない。
なにより管理局上層部からすれば少しでも多くの魔術師の存在を把握し、技術を知りたいというのが本音なのでしょうけど。
「だが彼は本当にその世界の出身者か?
もしかすれば管理局の存在を知っており管理外世界に逃げただけかもしれんぞ」
「その可能性は低いと思われます。
彼自身が次元世界や管理局、魔導師に関する知識を持っていなかったこと。
そして、彼の魔術自体が今まで見つかった事のない魔法技術だからです」
「だがその世界の国の上層部はそれを把握していないのか?」
「第97管理外世界において歴史的な観点から見てももはや魔法等の存在はゲームや本、空想の存在でしか知られておりません。
ですが過去にはその存在が公にあった可能性もあります」
そう言ってモニターに表示する新たな資料。
「過去には何らかの形で存在したようですが科学技術の向上に伴い消えていった存在と考えるべきだと思います」
今回の魔術に関する事の説明で役立ったのが、第97管理外世界の過去の資料である。
第97管理外世界。
文化レベルBの魔法技術もない世界なのだけどなぜか過去の資料等を調べれば魔法に関するモノが出てくる。
魔術、錬金術を始めとする魔法技術にそれらを記した魔導書。
そして魔術師の存在。
さらに過去の歴史上の出来事には魔女狩りまで存在する。
どういうわけか存在しないといわれる魔術に関する資料が多いのだ。
だけど今回の事に関してはそれこそが重要になる。
第97管理外世界は独自の魔法技術、又はそれに類する技術を持っていたが科学の進歩と共に衰退し歴史から消えた。
つまり士郎君をはじめとする今現在残っている魔術師たちは、衰退した技術を代々受け継いできた最後の生き残りという推測が成り立ち説得が出来る。
そう魔術師の存在に関する推測はたてる事が出来る。
だけどそれが
「ふむ。魔術師の存在については資料不足の上推測するしかないのだ。
我々の知らない魔法技術が管理外世界にあるという真実で十分だろう」
「そうですな。だがリンディ提督。
魔術師、衛宮士郎が我々時空管理局に対し技術提供をする気がないというのは本当か?」
「はい。真実です」
私の返事にざわめく会議室。
そう私達の知らない技術を持つ衛宮士郎がその技術提供を拒む話とは関係がない。
だけどこうしてざわめきに耳を傾ければ大きく意見は二つに分かれる。
一つは管理外とはいえ魔法技術を有しているのだから管理局に従うべきだと声を荒げるいう者。
もう一つは表向きには魔法が存在しな
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