Life8 秒読み
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構いませんよ。そんな安い挑発にムキになるようでしたら、小物過ぎると評価を改めるだけです』
「―――・・―――――っ言ってくれるじゃねぇか!」
電話越しにだが、藤村士郎に対して本気では無いモノの殺意を向ける。
当然そんな殺意の矛先は表面上、一誠に向いている訳なので永き時の中で在きてきた堕天使の頭目の軽い殺気だ。当然の事乍らビビっていた。
『何をそんなに怒気を孕ませているのですか?私は、とある人物にと言ったんですよ?』
そんな当の言葉を口にした元凶は、自重するどころかさらに皮肉ってくる始末だった。
「―――――・・・―――そうだったな。それに今回は俺も確かに軽率過ぎた様だ。オイッ!赤龍帝」
「あ、あん?」
「趣味だったとはいえ、営業妨害も含めて悪かったな!少なくとも会談が始まるまでは、俺も自重しよう」
一誠に謝罪をした後に、翻ってその場を後にするアザゼル。
電話越しの相手には何の言葉も残してはいかなかったが。
そんな空気に取り残されたオカルト研究部メンバーは、取りあえずアザゼルの助言が真実か見極める事をも含めて、ギャスパーの修業を開始する事にした。
そこで、電話から声が発せられた。
『では私はこれで失礼する』
「あっ、はい」
その言葉と共に電話の切れる音が響いた。
−Interlude−
「――――ふぅ、行ったか。全く、あの総督も会談前なんだから、自分の立場を弁えろと言うんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「さて椿姫、もう結界を解いてくれていいぞ?投影物を霧散から、魔力が漏れる心配はもうない筈だ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「――――っと、椿姫?」
「・・・・・・え?あっ、は、はい!?」
士郎が振り向くと、彼女は士郎の背中に寄り掛かりながらボーっとしていたため、彼女はそのまま崩れるように斜めになり士郎の懐内に収まった。
そんな状態になっていたので、身を取り繕う暇なく困惑する椿姫。
そんな時・・・。
ギィィ。
「――――椿姫、此処のチェックは終わ・・・りまし・・―――何をしているのですか?ふ・た・り・と・も!」
この状況で、会長としての責任に駆られて、気を取り戻して校内の見回り序でに椿姫の確認に来た処で、ソーナと接敵してしまった士郎と椿姫。
士郎と椿姫の今の状態は、傍から見れば恋人同士が抱き合っている状態なのだから。
「え?会、長・・・―――って!違います、違いますよ是は!?これは、そのですね――――」
「ん?ソーナじゃないか。もう、大丈夫なのか?」
一方は赤面しながらしどろもどろになり、もう一方は落ち着い
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