Life8 秒読み
[4/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
後輩だ。仲が悪い方が問題だろ?」
「う゛、それはそうですが・・・」
椿姫としては、ちょっとしたやきもち的発言で言ったにも拘らず、正論で返されたために言葉を詰まらせる。
「そう言えば、ソーナは一緒じゃないんだな?」
「会長は事務作業の最中です」
「と言う事は、気力を取り戻せたのか?あれから、心配だったんだが」
士郎の言っているのは、昨夜の件についてだった。
最後まで恥ずかしい思いをしたソーナは、今朝の教室内にて珍しくダルそうな感じだったからだ。
「ええ、まぁ。未だ多少、尾を引いていますが・・・」
そうこうしている内に屋上に着く2人。
そして、そのまま手すり近くまで寄る。
そこで、たまたま士郎の視界に旧校舎近くに居る一誠達が目に入った。
「ん?見かけない子がいるが、あれがサーゼクス様から聞いたギャスパー・ヴラディー君かな?」
「見えるんですか?転生悪魔の私ですら見えないのに・・・・・・って、今更ですね。士郎君の事では」
「なんだか酷く貶されている様に思えるのは、俺の気のせいか?」
士郎の問いに、否定も肯定もしないで無言で返す椿姫。
「ったく・・・それにしても、ゼノヴィアは何してるんだ?デュランダルを振り回しながら、彼を追いかけている様だが・・・体力作りでもさせているのか?」
「さぁ、解りませんが・・・」
「ん?如何した?」
思わず視線を感じた士郎は、椿姫の方を見ると何か探るような視線を送られていることに気付いた。
一方、椿姫が何故そんな視線を送っているかと言うと、ゼノヴィアとの関係性についてだった。
「そう言えば、ゼノヴィアさんとはど如何なったんですか?」
「如何とは?」
「ゼノヴィアさんに告白されたのでしょう?にも拘らず、平然としていますが・・・」
「あれはリアスに乗せられて、トチ狂っただけだろう?そんなしょうも無いこ・・・と・・・って、如何したんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
椿姫の疑問に答えていた途中で再度彼女に向き直ると、侮蔑と言うか汚らわしいと言うか下種を見るような視線を向けられていた士郎。
「な、何が言いたいんだ?ハッキリ言ってくれ!?」
気圧されるも訳が分からずに懇願するように聞く士郎。
「・・・・・・・・・・・・・・・ハァ、いえ、いいです。そうでした、今更でしたね」
椿姫は別にゼノヴィアの恋を応援したいわけでは無かったが、同じ女としてそれはあんまりでは無いのかと言う気持ちから、士郎に行動に対して大変に遺憾さを感じていた。
「な、何がだ・・・・・・・・・?」
「いえ、説明なんて必要ありません。只・・・申し上げるのでしたら、士郎君のトンデモナイほどの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ