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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十二話 買い物とこれから
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なんか。
見送るからちょっと待って」
「いいよ。また来るし、今度は俺の家に招待するから」
「でも」
「主はやて、衛宮の見送りは私とザフィーラが」
「う〜ん、ならシグナム、ザフィーラお願いな」
というやり取りがありシグナムとザフィーラに見送ってもらう。
ちなみにはやての見送りを断ったのはシャマルと共に買ってきた服を出したり、ヴィータに服を着せたりと忙しそうだったためである。
「衛宮、手助け感謝する」
「気にしないでくれ。もし困った事があったら連絡……といっても手段がないか。
街に結界を張っているのは話をしたな。魔力を放出してくれればこちらからいく」
「わかった。
あと近いうちに家を教えてもらいたい。
何かあるたびに魔力を放出するわけにもいかん」
「それもそうだな。なら……」
今日と明日の予定を考える。
両方ともバイトだな。
明後日からは平日のため学校。
来週まで時間が取れないか。
万が一に備えて可能な限り早い方がいいのも事実。
夜に少し時間を作ってシグナム達だけにでも教えておいた方がいいか。
「夜遅くに使いをやる。
遅いからはやてを招待するのは後日になるが」
「心得た。
では待っている」
シグナムとザフィーラに別れを告げ、八神家を後にする。
side シグナム
衛宮士郎をザフィーラと共に玄関から見送り、扉が閉まってから
「どう思う?」
ザフィーラに問いかける。
「主の事か?
それとも衛宮の事か?」
「衛宮の方だ」
ザフィーラの言葉に扉を見たまま答える。
主はやてに対しても色々思う事もある。
今までの主達に比べ幼い主はやて。
それに衛宮が傍にいたため闇の書の蒐集についてはまだ話していない。
しかしそれは今から話せばいい事でありそれほど問題ではない。
困惑しているのは今までの主と違い、物としてではなく一人の人間として扱うかのような言動。
話し方も高圧的ではなく、どこか遠慮したような話し方だ。
今までの主達とは違う接し方に慣れていないというのもあるのだろう。
そして衛宮に関してはなんとも表現し難いところがある。
話を聞く限り我々とは全く別の魔法技術である魔術。
それに初見の時の威圧感と纏ったモノ。
主はやてと同じ年頃の子供とは思えない。
だが主や我らに何らかの悪意を持っているのかと考えればそれは低い。
それどころか病院では我々のフォローをしてくれたりと協力的だ。
「衛宮に関してはしばらくは様子を見る必要はあるかも知れんが、必要なら蒐集についても話した方が良いかもしれん」
「本気か?」
予想外の言葉にザフィーラを見つめる。
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