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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十一話 信用で誤魔化せる事もある ★
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?」
「はい。問題なく」
「なら頼む。
えっと……」
そしてこの時まだ名前も聞いてない事に気がついた。
俺としても八神さんの事ばかり気にしていて完全に抜け落ちていた。
「ちゃんとした自己紹介が遅れたな。
この地を管理している魔術師、衛宮士郎だ
名前を教えてもらえるかな?」
「主はやての守護騎士、ヴォルケンリッターの将、シグナム」
「同じくヴォルケンリッターのシャマルです。
部屋にいる女の子がヴィータ、男性がザフィーラです」
四人の名前を確認し、最低限医師の方々に話すとまずい事は伝えておく事にした。
間違えて彼女の守護騎士だの言おうものなら下手をすればそのまま警察を呼ばれて身元確認される。
彼女達が身元書確認できる物を持っているとは思えないし、絶対に面倒な事になる。
最悪、魔眼の暗示という手もないが、これは奥の手だな。
それに暗示をかけるには対象人数が多い、夜勤をしていた医師に看護士の方々。
対象全員が集まる機会などないし、暗示をかける相手に漏れがあれば、話の食い違いも出てくるのであまり使いたくはない。
「まずこの世界だが、魔術や魔法の存在が公になっていない。
守護騎士や魔法に関することに関わる話は八神さんの家に帰ってからにしてくれ」
「心得た。
あと私達としても色々聞きたい事があるのだが」
「魔術についてか?」
「ああ」
シグナムさんの得体の知れないモノが気になる気持ちはわかる。
だがそんな話をこんなところでするわけにもいかないし、八神さんが眼を覚ませば多少なりとも説明は必要になるだろう。
「魔術についてはあとでちゃんと説明する。
今は八神さんが眼を覚ました後、誤魔化す事を考えてくれ。
もし警察を呼ばれでもしたら厄介だからな」
「あ、はい。わかりました」
全ては八神さんが眼を覚ましてからという事で保留にしたのだ。
まあ、というシグナムさん達と秘密の会話をかわし、夜は明け冒頭に戻る。
冒頭に戻るのだが、八神さん本人から言わせれば自分の知らない間に事態が進んでいるのだから理解が追いつくはずがない。
その時
「え?」
八神さんが何かに驚いたような声を上げる。
「はやてちゃん?」
それに首を傾げる石田先生。
シグナムさんに視線をやると頷いたので念話で話しかけたのだろう。
「えっとこの人達私の親戚で」
「親戚……ほんとだったのね」
石田先生の気持ちもよくわかります。
あの誤魔化し方では真実だという方が驚くのは当たり前だ。
「遠くの祖国から私の誕生日のお祝いに来てくれたんですよ。
その来てくれるとは思っておらんで……その……驚きすぎたというか………その…
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