第三章
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は寒冷で冷害による飢饉も多く」
「飢饉、ですか」
千代はこの言葉を聞いてだ、こう言った。
「天明や天保の」
「飢饉のことはご存知ですね」
「はい、特に東北で沢山の人が亡くなった」
「この時に、そしてその時以外にも貧しさから」
「子供を売ったりですか」
「密かに。産まれた時に」
准教授の顔がさらに暗くなった、それはまさに闇を語る顔だった。
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