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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
幕間その一 士郎のアルバイト ★
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「ほら、挨拶に行きましょう」
「承知した」
アリサと共に会場の方々に挨拶のために歩きだした。
さて、なぜこんな場所で、こんな事をしているかというと俺の臨時のアルバイトが関係していたりする。
一か月程前のジュエルシードの事件だけでなく、それ以前から資金不足だった事もあり金の延べ棒を換金したのだ。
したのだがこれからの事を考え宝石などを買い揃えれば、金の延べ棒の代金の大半がなくなる出費であった。
さすがにそれはまずいので使うのは半分だけであとは蓄えておき、あとは他で稼ぐ事にしたのだが、小学生がそんなに稼げるはずもない。
裏に顔を知られるのはまずいのだがさすがに資金がなければ何もできない。
そういうわけで忍さんに何かあればとお願いしていたのだ。
そして転がり込んできたバイトがこれ。
なんでもアリサの両親、バニングス夫妻からの相談を受けたらしい。
事の発端は一通の脅迫状
要約すれば『ある市場から手を退け』というものだった。
もし従わなければ予定されているアリサのお父さんの会社主催のパーティでアリサを暗殺する。
またアリサがパーティに出席しなかったり、パーティを中止にした場合は主要取引先の役員を殺す。
という物騒な脅迫状であった。
かなり大きな会社だから敵がいるのもわかる。
そして、アリサのお父さんにとってもその市場から手を引けば雇っている部下達を路頭に迷わす事になるし、主要取引先の人々の命を犠牲にする事も出来ない。
ましてやアリサの命など考えるまでもないということらしい。
そこで俺の登場。
パーティ当日のアリサの護衛とパーティ会場内で襲撃された場合の相手の捕縛が俺の役割だ。
もっともパーティ会場の外には俺以外にも高町家の方々とノエルさん達がおり、忍さんは自作の大型銃器を用意しているらしい。
俺個人としては忍さんが作ったという大型銃器というのが使う事が起きない事を祈っている。
あの人はあの割烹着の悪魔とどこか似た匂いがするので、忍さんの自作がどんなものなのか知りたくないのだ。
ちなみに今回の件について、アリサにはそろそろパートナーを連れてパーティに参加するのも経験していた方がいい、というアリサのお父さんの言葉に従っているだけで事の真相は知らされていない。
そして俺はタキシードに着替えてアリサのパートナーとしてパーティに潜り込んだわけである。
ちなみに護衛に魔術を使うのは問題なのでちゃんと魔術を使わないでいいように装備も用意してもらっている。
武装としてどこからか用意してくれたFN社製、ポケット・モデルM1906がポケットに入っている。
確かに必要だとは思うが……小学生に銃を持たせるのは
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