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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生  【リメイク】
原作編

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私はどおして戦車に乗っているのだろう。
私は戦車道から逃げて来たのに。


あの試合の責任を感じ、悔しみが湧き自分の感情が不安定になっていた。
不安定になった私を最後まで支えてくれたのは私の親友のはやだった。

「梨華が戦車道を嫌いになったなら距離をおけばいい」

「距離をおいたとして今の気持ちが変わるとは思わないよ」

はやは、どんなことでも真剣に話を聞いてくれた。
下らない雑談から大切な案件まで。
他の誰にも話せないことまで話せる。
そんな彼女がいなければ私は精神が崩壊していたに違いない。
私は彼女かいなければ今、ここにいなかったに違いない。

「決して逃げるわけではないんだよ。少し休むだけだから」

「休む?」

私は休むの意味がわからなかった。
毎日、戦車道漬けの日々だった私がそんな生活から離れるなんて、逃げる以外のなんでもないはず。

「今は少し辛い事実が重なっただけだから。一旦気持ちの整理でもしてから戻ってくればいいじゃん」

気持ちの整理。
その言葉が私の胸に刺さってきた。
それは胸の支えを取るような気持ちがした。

「また一緒に戦車に乗ろうよ!」

ーーーーーー新たな舞台で!








「梨華、挨拶に行くよ」
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