第一章
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緒なんだ」
「そう言われるとな」
真宙からだ、環境の話を聞くとというのだ。
「俺も心配になってきた」
「環境のことが」
「前からテレビとか新聞で言ってるからな」
環境問題についてはというのだ。
「俺も少しだけれどな」
「気になってたんだな」
「そうなんだよ、じゃあな」
「それじゃあか」
「一緒に行こうな」
こう話してだ、そしてだった。
二人はまずはその教師のところに行った、逵本は社会科教師の職員室で二人に環境保護の為に自分達はどうすればいいと聞かれるとだ、やけににやついた獲物を前にした動物の様な顔になってそのうえでこう言った。
「それならいい場所があるわよ」
「いい場所?」
「っていいますと」
「ええ、NGOでね」
こう二人に言うのだった。
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