暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第八十二話 未来からやって来た子供達
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…]

ヴァンデモンは紅い電撃の鞭を具現化する。

ヴァンデモン[ブラッディストリーム!!]

ユーノ「ぐっ!!」

ヴァンデモンの鞭がユーノの肩に掠る。

ツカイモン[ツカイモン進化!ウィザーモン!!]

ヴァンデモン[ほう…]

ツカイモンは成熟期へと進化すると杖を構える。

ウィザーモン[サンダークラウド!!]

ウィザーモンの杖から電撃が放たれ、ヴァンデモンの電撃の鞭を弾く。

ウィザーモン[大丈夫か?ユーノ]

ユーノ「…掠っただけさ」

ウィザーモン[悔しいが今は勝てない…逃げるぞ]

ヴァンデモン[逃げられると思っているのか?]

ウィザーモン[マジックゲーム!!]

杖から無数のカードが放たれた。

ヴァンデモン[ナイトレイド!!]

ヴァンデモンが無数の蝙蝠を召喚し、カードを相殺する。
煙が晴れた時、そこにはウィザーモンの幻影がいるだけでユーノと本物のウィザーモンはいなかった。

ヴァンデモン[チッ…]

ヴァンデモンは幻影のウィザーモンを蹴散らしながら舌打ちした。

ヴァンデモン[まあよい。奴ごときいつでも消せる。今は平行世界の選ばれし子供から暗黒の種を頂く]

イビルモン[はっ!!]

ヴァンデモンは馬車に乗り、この場を飛び立った。






























そしてデジタルワールドでは一ヶ月が過ぎ、大輔も合流し、ユーノ以外は全員揃っていた。

大輔「おーい、ユーノ!!」

なのは「ユーノ君、何処〜!?」

大輔達は辺りを見回しながら叫ぶが、返事は帰ってこない。

アリシア「ユーノ…何処に行っちゃったんだろうね?」

フェイト「反応はここのはずなんだけど…」

フェイトがD-3を見つめながら呟いた。
ガサ…ッ

全員【!?】

茂みから聞こえた音に全員が身構える。
しかし茂みから現れたのはユーノとウィザーモンだった。

ユーノ「み、皆…」

なのは「ユーノ君!!」

半年ぶりの仲間との再会に全員が笑みを浮かべた。

大輔「どうしたユーノ?その怪我は?」

大輔がユーノの怪我を見て心配そうに言う。

ユーノ「新たな敵にやられました…」

大輔「新たな敵…?」

ユーノ「名前は…ヴァンデモンです…」

大輔「ヴァンデモン!?」

ユーノ「それだけじゃないんです…他にもいたんです。選ばれし子供が!!」

全員【!?】

ユーノの言葉に全員が目を見開いた。

フェイト「どこにいるの!!?」

ユーノ「…ミッドチルダ……」

アリサ「ミッドチルダ?」

すずか「聞いた
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