第八十二話 未来からやって来た子供達
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エリオ「と、父さん!!母さーんっ!!!!」
グランス[わああああ!!?]
五人はデジタルゲートの中から消えたのであった。
そして一方、ユーノは時空の歪みに飲み込まれた大輔達を探し続けていた。
砂漠を越え、森の中を歩いていた。
他愛もない話をしながら、森の中を突き進んでいく。
時間が過ぎるのは早く、もう夜は明け始めていた。
しかし、ふと気配を感じて身を潜めると、イビルモンがまるで吸血鬼を思わせるようなデジモンに頭を下げていた。
イビルモン[申し訳ありません!!信頼の紋章と純粋の紋章以外の紋章の力が解き放たれてしまいました!!]
イビルモンは必死に頭を下げて許しを請うのだった。
?[もうよい。]
イビルモン[は?ヴァンデモン様?]
ヴァンデモン[こうなったら私自ら出向くしかあるまい]
ユーノは耳を澄ませ、彼らの会話に耳を傾ける。
そして、そこで知ったのはユーノ達が集めてきた紋章の話だった。
平行世界から来た本宮大輔は“奇跡の紋章”
同じく平行世界から来た一乗寺賢は“優しさの紋章”
フェイト・テスタロッサは“運命の紋章”
高町なのはは“絆の紋章”
ユーノ・スクライアは“信頼の紋章”
八神はやては“闇の紋章”
アリサ・バニングスは“情熱の紋章”
月村すずかは“凛然の紋章”
アリシア・テスタロッサは“純粋の紋章”
ルカは“未来の紋章”
ユーノ「(信頼の紋章…)」
ようやく分かった紋章の名前。
ユーノはD-3を見つめる。
ヴァンデモン[そして…]
ユーノ「!!」
ヴァンデモンの話の続きにユーノは一字一句、聞き漏らさないように耳を澄ませる。
ヴァンデモン[現実世界…正確には、数多くある次元世界のミッドチルダという世界にいる3人の選ばれし子供…]
ユーノ「!?」
ユーノは“ミッドチルダ”という単語に目を見開いた。
ヴァンデモン[“自由の紋章”と“正義の紋章”は無いが、“願望の紋章”はこの手にある!!]
ヴァンデモンの手にあるのは橙色の紋章だった。
ユーノ「っ…」
ツカイモン[駄目だ。ユーノ…今の私達ではヴァンデモンには敵わない…]
今にも飛び出しそうなユーノを押し止めるツカイモン。
ツカイモン[今すぐ仲間と合流しよう。残りの紋章を探し、新しい仲間を探すのも…]
ヴァンデモン[…そこで何をしている?]
ツカイモン[何!?]
ユーノ「っ!?」
ユーノとツカイモンが後ろに振り向くとヴァンデモンが立っていた。
ヴァンデモン[盗み聞きとはいけない坊やだ
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