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冷たそうで
第一章
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の世界だからな」
「そんな世界普通じゃないから」
「ましてここ日本だし」
「女の子だからね」
 一五三位でもだというのだ。
「そんなに気にすることないから」
「まあとにかくよ」
「景子ちゃんと同じ部活なのね、あんた」
「それでそのことからもあの娘知ってるのね」
「しかも図書委員よ」 
 ここで胸を張った景子だった。
「ここでもずっと一緒だから」
「中学から同じ部活、同じ委員で」
「しかも同じクラスだった」
「だからなのね」
「あの娘のことよく知ってるっていうのね」
「そうなのね」
「ええ、そうよ」
 その通りだというのだ。
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