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艦隊これくしょん History Of The Fleet Girl's Wars
朝
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なあ」
「ふえっ!姉さまどうしたんですか?」
「いやあ、なんとなく、ね」
「比叡はホームシックだったのネ」
「うっ。そりゃあ姉さまと離れると比叡は悲しいです」
確かにそうであるが、他人から言われると恥ずかしい。自分でも子供っぽいと思いつつだし醤油をかける。金剛はもうすでに納豆を白飯にかけている。
「ありがとうデス、比叡」
満面の笑みを浮かべながら金剛が礼を述べた。金剛は着飾らずにこのようなセリフを平気で言う。比叡はそれがたまらなく好きだった。
「お、朝からお熱いねえ」
と、のんきな野太い声が耳に入ってきた。身長180cm、体重78キロ。何日も剃っていない無精ひげに、野犬みたいな目つきと日焼け面。我らが提督だ。
よいしょ、とオヤジ臭く自分の正面の席に着いた提督は比叡に
「おかえり」
と言った。
「ただいま」
口をついた言葉はそれだけだった。しかし、満足そうなその提督の笑みは比叡に改めて帰ってきたことを実感させる。
比叡はようやく納豆を混ぜ終えた。
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