没ネタその6 ネギに憑依しました
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「おぉ、起きてたかカモ」
「そりゃ起きてますよッ!? 気が付いたら海の中とかッ!? でっかい壁にゴリゴリと削られて、もう少しでおっ死ぬ所でしたよッ!?」
「アレは日本海溝だな、上空で体温を確保する為に風除けの鉄板を背負ってなかったらヤバかった」
「地獄の淵かと思いましたよッ!?」
「安心しろ、本当の地獄は此処からだ」
「アニキぃいぃいッ!? …………魔力の強いアニキの使い魔になれた、あの時の感動をオレっちに返して下さい…………」
「俺がこれから行く所は――――若い女の子の下着が数万単位であるんだが?」
「――――ッ! 一生お供させてくださいッ!!」
「さて、逝くか――――地獄の蓋を開けにな」
「…………アニキ、やっぱ帰って良いスかね?」
――――いざ、麻帆良へ
………………
…………
……
深夜。麻帆良学園近郊。
「――――良いか? これから結界内に入るからな? 俺は間違いなく撃退されるから、下手に手を出して死ぬなよ?」
「…………アニキ、本気でやるんですかい?」
「俺の人生だからな、俺が切り開かなくてどうする?」
「…………アニキぃ……」
「では逝くぞ」
結界内に侵入して霧の魔法を複数使う――――遠くに大人の影を見つけたので教師だと断定――――まずは外れか。
隠蔽魔法を使って霧の中を逃げる――――次のエリアに行って見るか。
何度か教師や生徒らしき影と遭遇したが、お目当てが見つからない――――風邪でも引いて寝てるのか?
魔力が限界に近付いてきた所で、小さな影を見つけた、居た。アレだ。
ポンポンと胸で眠るカモに別れの挨拶をした後、近くの木の影で仰向けに寝転がり、俺は自分自身の両目を両手で押えた。
さて、行くぞ? 死んでくれるなよ俺。大きく息を吸って叫ぶ。
「だ〜れ、だッ!?」
俺が叫んだ瞬間、俺の近くにあった木が吹き飛ぶ音が聞こえ、手首を掴まれ顔から手の平を引き剥がされる。
「誰だ? キサマ? 何故子供がこんな所に居る?」
「ナギ・スプリングフィールドの子供だよ、初めましてエヴァンジェリンさん」
「アイツに子供!? …………私に会いに来た!? 一体何の用!だ?」
「詳しい事は俺の前世の記憶を見てくれるかな? その方が早い」
「…………妙な真似をしたら殺すぞ」
「何時でも殺れるだろ?」
その後、エヴァの別荘に連れ込まれ、俺の記憶検証が始まった。
「キサマの記憶は見せて貰った――――ふざけた話だな――――私に保護を求めに来たのか?」
「いやいや、弟子入り希望だよ。上手くやれば数百年は生きられる身体みた
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