暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
アシムレイトロイド編 愛、覚えていますか 番外
もう一人の闇神&レイジ・フェロウvs悲哀の『闇神』
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降り注いだ。

「メテオライダーパンチ」

 ゴッッッッッッッッッ!!!という衝撃音。降り立ったのは一人のライダー。

 3号のような姿。白い格好のそのライダーは、ライダーの名を冠していない。

「アマガツ」

 アマガツ。負を背負いし人形。

 そして、ヘルメットを外して現れた顔は。

「ユキ・・・・・・!?」

 翔夜の顔を見たユキは、哀しい顔となって少し笑った。

「結末は・・・・・・最悪だったんだ」

 突然のその言葉に、皆は首を傾げた。

「彼は悲しい運命を背負って、それをずっと繰り返しているんだ」

「ずっと。ずうっと・・・・・・僕もそうだ。未来が見えず、ただ戦いを繰り返している」

「苦しくて、たまらない。彼も、僕も。そうなんだ」

「僕の命はもう消えかかっている。あと何分持つかわからない」

 そう言った瞬間、ユキの体が足から消え始めた。

「おい、ユ・・・・・・」

「ごめんなさい。本当に。だけど、もう繰り返してほしくはないんだ。僕の次元では、みんな死んでしまった。ジンさんもライトさんもリンさんもルーグさんもリオン君もミヤビさんも・・・・・・。貴方達は、希望なんだ。どの次元でも、僕が知る限り貴方たちはいなかった。貴方が奇跡を起こしてくれることを願っています」

 そう言って、ユキは翔夜の体に火を灯した。

「受け取ってください。SPIRITSです」

 翔夜が口を開く間もなく、ユキは消えた。

「・・・・・・」

「おう、後は任せとけ。お前の願いは、全部背負ってやる」

「だからさ」

 ボオッと言う音と共に、その身に炎が宿る。

「見てろよ、俺の変身」

 SPIRITSが発動する。コゲツキュウビが再生し、立ち上る。

「かかってこい、三下ァ!!」
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