暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
アシムレイトロイド編 愛、覚えていますか 番外
もう一人の闇神&レイジ・フェロウvs悲哀の『闇神』
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 そして刀身を相手に向け、地面を抉るように振りあげた。

 sorrowの身を斬撃が切り裂く。フェロウが刀『一殺』を持って空中斬撃波を放つ。

「フェロウちゃん、いっけえええええええええええええええッ!!!!」

「了解ですの」

 一閃。神速の斬撃。さらに最初に放った斬撃が動き、翔夜の方へ弾き飛ばす。

「ナイスだ、後は任せろ」

「捕食・・・・・・起動!!」

<白夜>の捕食。sorrowの半身を食いちぎったが、食いちぎられた本人は。

「な!!??!?」

 笑っていた。闇が広がり、周りに隙間なんて無いほどの銃口が出現した。

「っなんだこれ!?」

「撃ち落すぞ!!」

 翔夜の呼びかけに、レイジが応える。

「なら、こいつらだ!!アーク、ナハト、コール・ゲシュペンスト!!!」

 次元が再び割れる。出現するは三機の騎兵。

 紺碧の暗黒騎士。方舟の守護者。『アークゲイン』。

 白銀の堕天使。『ヴァイスリッター・アーベント』。

 鋼鉄の孤狼。『アルトアイゼン・ナハト』。

 黒き亡霊。『ゲシュペンスト・ファントム』。

 全てのパーソナルトルーパーが集結する。

「カモンベイベー、レイヤード・クレイモアですの」

 鬼の仮面に爆裂徹甲弾発射装置、レイヤード・クレイモアが装着される。

「一斉照射だぁっ!!」

 全ての装備からの一斉照射。

「<極白王>!!」

 白黒のタワーシールド。全てを弾くそのシールド。

「まだだ。異世界の荒神斬獲。幻想の月を砕きし九尾の荒神招来」

 ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオンという、絶叫が響いて。

 史上最悪のアラガミが出現した。その名はコゲツキュウビ。

 湖に映った幻想の月すらも砕く幻獣。白と赤の体を持った幻獣。

 第一接触禁忌を超えた、第一存在知覚禁忌。知ることすらも許されぬ存在。

「後は任せたよ、コゲツキュウビ」

 sorrowの気配が消えた。

「やるしかねぇぜ、これは!」

「分かってるさ!」

 そう言った瞬間だった。レイジとフェロウが叫んだ。

「あぶねぇっ!!」

 コゲツキュウビが背後に。その巨体なのに。存在感すら、足音すら立てず。

 クローが炸裂した。アークゲインが自身の技、玄武剛弾を放ち、相殺して後ろへ下がる。

「なんだこいつは!!」

 思わず翔夜は叫んだ。ハンニバル神速種の何倍の速度で動いているソレに。

 タワーシールドを展開したが、一撃で亀裂が入った。

(やばい!!)

 そう思ったとき、クローはシールドを超えて翔夜の目の前まで来ていた。

 死んだな。そう悟った時、一筋の流星が
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