出発
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かべ首を横に振った。
「ワシも詳しくは知らんが、恐ろしい魔法じゃ。あれが闇ギルドへ渡ることは何としても阻止せねばならぬ。そこで妖精の尻尾、蛇姫の鱗、青い天馬、そしてワシら化猫の宿で連合を結成し、六魔を討つ。何としてもヤツらにニルヴァーナを渡してはならぬ。」
「えっと…それって……」
「なるほどな。で、俺とウェンディがここに呼ばれたっつーことは」
「その通りじゃ。それに妖精の尻尾には滅竜魔導師がいるらしいからの。ウェンディのドラゴンのことも分かるかもしれん。」
「本当ですか!!」
「出発は明朝。今日は家に帰って休め。」
「はい!」
「了解した。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌朝
「それじゃあマスター、行ってくるぜ。」
「行ってきます!」
「なぶら。気をつけて行って来なさい。」
村の入り口まで見送りに来てくれたマスターに挨拶をし、俺たちは村を出る。
「シャルル、ここから目的地までどれくらいだ?」
「そうね、そこまで遠くはないわ。歩いて2時間の所で馬車に乗るわ。」
「そうか。ならまだ歩くか。」
さて、無事に目的地へ辿り着けるかね?
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