暁 〜小説投稿サイト〜
剣の世界で拳を振るう
探索と遭遇
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いるんですよ…」

は?キリトがいる?
何でそんなことが分かるんだ?

「彼処にある弾除けゲーム。賞金であるクレジットがゼロに変わってるんです。
原作ではキリトがプレイして三十万クレジット手に入れるんです」

「ほぅ…」

つまり今はクリアして手にいれた三万クレジットで豪遊してるって事か。

「あのゲームは難しいのか?」

「はい。このゲームには弾道予測と言って防御的システムアシストが組み込まれているんです。
このゲームは彼処のガンマンが乱射してくる弾を避けながら近づいて、ガンマンにタッチ出来ればクリアなんですけど…」

「あり得ないほどに鬼畜、と」

「そうです」

そもそも弾道予測がどういうものか知らないんだよな…。
現実なら避けられるんだけど…当たったら不味そうだし。

「そう言えば、ステフリってどうなってるんですか?」

「ん?AGI=STRだな」

「……防御は?」

「紙だな」

「ヤバイんじゃないですか!一発でも貰ったらアウトですよ!」

「とある御仁は言いました。
『当たらなければどうと言うことはない!』と」

「赤い彗星……」

まぁネタはここら辺にして。
取り合えず俺もやってみようと入り口の前に立つ。

ガンマンは「Hey chicken!comen!」とマグナムを指にかけて振り回しており、
周囲からは『おい、新しいチャレンジャーだぜ!』とか、『もう無理だろ』とかの囁きが聞こえる。

「よっし」

俺は跳ねるにタッチして500クレジットを支払った。
カウントが始まり、俺は体制を低くして構える。

――――GO!

「ふっ!」

俺は扉が開くと同時に走りだす。
直ぐ様ガンマンは俺に銃口を向けた。

ガンマンの狙いは頭、右肩、腹の三つ。
俺は左に飛び退きながら回避し、再び走り始める。

「遅い!」

俺は足に全力を込めて加速し、一気に1m手前へと接近した。
ガンマンは既に俺に銃口を向けていて、発射するのも直ぐだった。

「っとぉ!」

狙いは腹部横凪ぎ6連射。
腹部よりも体制を低くし、しゃがむように回避してガンマンの腹を触った。

「…大体は現実と変わらないか」

ガンマンはohーno!と言いながら崩れ落ち、目の前にシステムウィンドウが表示される。
と言っても俺が入れた500クレジットが帰ってきただけなんだが。

「凄いですよケンさん!」

「いやいや。あれくらいは出来なきゃ」

フォックスが称賛を贈ってくる。
正直現実の方が避けるのが難しい。予測線みたいなアシストが掛からないんだから当たるときは当たるんだし。

「何事かと思ったらやっぱりケンだったのか」

「………どっかであ
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