第八十一話 獅子と兎
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で傷つけられたという事実が突き付けられた瞬間、アリサにあったのは純粋な燃え上がるような怒り。
その感情に応えるようにD-3に紋章が浮かび上がり、朱色の光がアリサとファイラモンを包み込んだ。
アリサ「ユニゾンエボリューション!!」
アリサとファイラモンが一体化し、新たな姿へと進化する。
ファイラモン[ファイラモン超進化!フレアモン!!]
ファイラモンは仲間の為にはどんな困難にも立ち向かう心の強さを持った獣人型デジモン。
その威風堂々とした鬣とその存在感はレオモンに近いものを感じるフレアモンへと進化した。
すずか「進化した…」
レキスモン[…フレアモン……?]
すずか「レキスモン、大丈夫?」
レキスモン[…うん。]
フレアモン[紅蓮獣王波!!]
フレアモンが拳に闘気と火炎のエネルギー波を放つ。
キャノンビーモンはそれを回避する。
あまりの熱量にキャノンビーモンはフレアモンから距離を取りつつミサイルを放つ。
フレアモンは俊敏な動きでミサイルをかわす。
飛行能力を持たないフレアモンでは攻撃手段が限られてくる。
援護が必要だと思った。
すずか「レキスモン…」
レキスモン[何?]
すずか「まだ動けるよね?」
レキスモン[当然。私はすずかのパートナーだよ]
すずか「アリサちゃんを…フレアモンを助けよう」
レキスモン[…了解!!]
レキスモンが上空にいるキャノンビーモンを睨み据える。
すずかはD-3を握る右手を、己の胸に当てた。
すずか「私達は、あいつに勝ってみせる。アリサちゃんとコロナモン…そして、ルナモンと一緒に!!」
凛々しく。
そして、勇ましく。
すずかは宣言した。
すずか「だから私は…私達は、絶対に負けない!!」
D-3のディスプレイに凛然の紋章が浮かび上がる。
すずかとレキスモンを光が包み込んだ。
すずか「ユニゾンエボリューション!!」
すずかとレキスモンが一体化し、光が収まると、そこには力強いフレアモンとは対象的に柔軟さを持ち、しなやかな動きで敵を討つ完全体の魔人型デジモン。
流麗な戦闘を得意とし、月の光を受けると倍増すると言われているクレシェモンへと進化した。
クレシェモンは自身の武器、ノワ・ルーナを1つにし、ボウガンのような形にする。
クレシェモン[ダークアーチェリー!!]
闇の矢は寸分違わずキャノンビーモンの超大口径レーザー砲を破壊した。
アリサ『すずか!?』
すずか『ごめんアリサちゃん。遅れちゃって』
クレシェモンと一体化しているすずかが謝罪する。
アリサ『別に。すずか、クレシェモン。あんた達、アレを止められる?』
フレアモンと一体化しているアリサが
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