第八十一話 獅子と兎
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目よ!!絶対駄目!!誘拐になっちゃうでしょ!!?」
すずか「そんなあ…」
アリサ「ふて腐れても駄目。早く降ろしてあげなさい。」
すずか「はあい…」
すずかは渋々とトコモンを地面に降ろす。
アリサ「さてと、これからどうしようかしら…」
コロナモン[ここに泊めさせてもらったらどうだ?]
ルナモン[お腹も空いたもんね]
[どうぞ!!]
[大歓迎だよ!!]
[豪華なものはないけれど…]
[ようこそトコモンの村へ!!]
快く承諾してくれたトコモン達に笑みを漏らす。
[僕について来て]
アリサ達はその小さい背中を追っていく。
案内されたのは、他とは少々デザインが違うテント。
アリサ「ここ、どこかチビモンの村に似てるわ」
すずか「言われてみればそうだね」
しばらくすると、食べ物が運ばれてきた。
[これ美味しいよ]
[今日は宴だー]
[皆、優しいんだ]
すずか「ありがとう」
口々に喋りたがる為、誰が何を言っているのか全く分からない。
しかしそれさえも可愛く思えてしまうのだ。
アリサの視線の先には、2匹のトコモン。
その間には、1つの果物。
[これ、僕のだよ!!]
[嫌だよ、僕だって食べたいんだ!!]
2匹が取り合う1つの果物。
[はーなーしーてーよー!!]
[嫌だあ!!]
ぐいぐいと、引っ張る。
見兼ねたアリサが立ち上がる。
アリサ「果物1個で喧嘩しないの。」
アリサは果物を半分にするとトコモンに渡す。
アリサ「分け合えばいいでしょう?喧嘩しないで」
[[うん]]
2匹のトコモンは果物にかじりついた。
すずかが微笑ましげにトコモン達を見つめていた。
このまま穏やかな時間が過ぎると思われた。
ドオォォオンッ!!
アリサ、すずか「「!?」」
突如聞こえた轟音にアリサとすずかが急いでテントから出ると巨大な武器コンテナと超大口径レーザー砲を持つ完全体のサイボーグ型デジモン。
キャノンビーモンがいた。
キャノンビーモン[選バレシ子供達、排除スル。]
その言葉に、アリサ達は凍りついたのである。
選バレシ子供達、という無機質な言葉は明らかに自分達が標的なのだと証明していた。
キャノンビーモン[死ネ]
キャノンビーモンは巨大な武器コンテナからミサイルを放つ。
すずか「ルナモン!!」
ルナモン[うん!!ルナモン進化!レキスモン!!]
ルナモンはレキスモンに進化するとすずかを乗せて森の方に向かう。
キャ
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