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普通の世界の普通の中学の普通の生活 ~3F~
第2
第一
緊急クエスト発令!!

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その日の夜、僕らの町では少し不可思議な事件が起きていた。
いつものように、朝が来て僕の顔をまぶしい日差しが襲う。いつもの日常、普通の日常だ。だがしかし、学校につくといつもとは違う、少し非常な教室があった。
「うそだろ・・今日は遅刻気味だったのに。全然来てないじゃないか!」
三条さんと小恋乃瀬さんが一年生、俺が二年、鮪津架先輩と滝月部長が三年生で一、二、三学年の一学年ずつの生徒は八十人、クラスは四クラスずつある。トウヤのクラスは二十人いるはずだ。だが、今現在最終登校時刻でもトウヤのクラスにいるのは
三人だった。しかも、全員女子。トウヤがクラスに入ったのを見計らったようにトウヤのケータイに二通のメールが来た。
「小恋乃瀬さんと、unknown?正体不明の差出人か・・あまり開きたくないな・・・小恋乃瀬さんからのメールを開こう。」
小恋乃瀬さんからのメールにはこう書いてあった。
部室に来てください。先生の許可は取ってあります。詳しいことは部室に来てください。
「とにかく行ってみるか。」
と、トウヤが教室から出ると
「おい慶喜、何処へ行く?」
学級委員の桐橋だ。
「ち、ちょっとトイレだ。先生に行っといて。」
とトイレとは逆に走って行った。
部室につくと部長と小恋乃瀬さんがいた。
「一体これは何が起こっているんですか?」
二人にトウヤが質問した
「あら、トウヤ君はメール見てないの?」
トウヤは一瞬戸惑った。
「あぁ、あの差出人がunknownのですか?」
「そうそうそれそれ、開いてみなよ。」
トウヤは恐る恐るメールを開いた。
「Dead or Die 特別クエスト Kill or Death ?開催日が今日なんだ。」
「ほら、あのトウヤくんの家でやったゲームの特別クエストだよ。」
小恋乃瀬さんがそう教えてくれた。
「今日の十二時からか・・あと三時間半・・今日クラスに人がいなかったのはこのクエストのせいか!」
「そゆことん♪」
部長は嬉しそうに言っている。
「それで、この大会には二人で出てもらいま〜す!」
「えぇぇぇぇぇ!」
トウヤは叫んだ。部室中に鳴り響くような声で。
(まずい、この人たちにはあのもう一つのアカウントのことを知られたくない)
「いや、でも、ぼくあのゲーム得意じゃないし・・・」
「優勝賞品見てもそんなこと言える?」
トウヤは画面をスクロールして優勝消費を見た。
賞金百万円
「やります!俺、本気でやります!!!」

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