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ダブルクロス〜世界の豹変〜
昔話
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出を試みた。

ーーーーーーーーーーー

玄関にたどり着く目前、後ろからファルス・ハーツのメンバーが出てきて、此方に発砲してきた。
その一発の弾丸がクロロの脇腹を捉えた。

「うっ????!!」

クロロは堪らず倒れ込み、気絶した。

「ここは俺がやるから、お前はクロロを死ぬ気でUGNに送り届けろ!クロロは俺達の希望であり、救世主(メシア)だ!絶対守り抜けよ!」
優が敵の方に振り返り、そう告げる。

「分かった、死ぬなよ?まだ決着がついてないんだ」

「俺がこんな奴らに殺られるとでも?」

「無いな」

「さぁ、行け!この人数だ!俺が死ななくとも、逃がすことはあるぞ!」

「不安の一言ありがとよ!」

俺はクロロを抱えあげ、力一杯走りだした。
そして、ビルの手前に置いておいたバイクに乗り、走りだした。
クロロを、第四の腕で抱えながらバイクを走らせる。

UGNに向けての一本の橋を渡ろうとすると、橋はUGNによって封鎖されていた。

「畜生!ふざけやがって!!」

必死に頭の中の地図で道を探る。

「近くの港で隠れるか???」
港まで、バイクを走らせると、
黒い車が物凄いスピードで近づいてくる。
その車から男が顔を出し、銃を撃ってきた。
銃弾がタイヤに被弾し、バランスを崩してクロロを放り投げてしまった。

「しまった!クロロ!!」
クロロの着地点を予想し、バイクから飛び降りた。
空中でクロロそキャッチし、俺が地面に落ちてクロロのクッションになった。
車の奴らは、何やら連絡をして、去って言った。
さっきの無茶の性で、左腕が血まみれになり、背中に激痛が走った。

「っ痛!約束したんだ???死なせねぇって」
ヨロヨロになりながら立ち上がり、クロロを抱き抱える。すると、想像を絶する痛みが背中を襲った

「ぐあぁぁ、いってぇ???」
堪らず膝を着く、すると優のあの言葉が脳裏を過った。
『死ぬ気で守れよ!』
その言葉を聞いた瞬間、立ち上がって歩き始めた。
背中は激痛が走り、左腕はほぼ感覚が無い。
意識が朦朧としながらも、港についた。

「クロロ、待ってろよ???今絶対助けてやるからな??」

港の、不自然に隆起した場所に立つ、すると、隆起した場所が沈んでいき、エレベーターになった
これはUGNが極秘に作ったもので、ジャッジにしか知らされていない物だった
そしてUGNにクロロを預けた後、俺は気を失った。ーーーーーーーーーーーー

あの事件、『オープンフレイム事件』の後、俺はUGNを辞めた。月読がどうなったか、隊長の身元、クロロのその後は俺は知らない。
知る資格無い???その話は今はしたくない。

To be continud

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