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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第五話「赤城見参!」
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が求めている力は、貴様だけでは手に入れられぬのだ」
「……で、その力をくれてやる代わりにゲッターに乗ってお前に従えと?」
「知りたくないか?ゲッターが何のか、そして奴ら……BETA共の正体とその目的を!そしてゲッターが人類に何をもたらすのかを!!」
「……」
疾風は、しばらく早乙女を見つめるた。そして、ゆっくりと立ち上がって笑みを浮かべた。
「フッ……面白い、あのエイリアン共なんか興味ねぇが、ゲッターのことが知れるのなら、アンタに協力してやることも考えてやろう……」
「フフフ……よかろう!」
計画通りといわんかのように早乙女はニタニタと悪面めいて笑った。



……そして、
「……本当に信用できんのか?」
俺は、爺と契約を交わした疾風が妙に怪しく見えた。後ろについて俺と爺をミサイルで撃ち落とすんじゃないかと、こまめに後ろを見た。未だに、変な動きは見えないが、もし何かあったらと考えると、安心に操縦桿を握れやしない。
「さて、そろそろ奴らが来るぞ!?」
爺の視界には、上空から一つの黒い点が見えた。すでに大気圏を超えて高速飛来寸前の降下ユニットである。そして、ユニットは少し距離を置いた山の山頂付近へ落下した。
「だぁ!爺、降下ユニットがすぐそこまで来てんじゃねぇか!?」
「じゃからどうした?」
「大気圏内で撃ち落とさなくちゃダメだろうが!?」
「今回は、ゲッターをBETAと地上戦を行うためにわざと時間を合わせたのじゃ」
「街にでも入り込んでいったらどうすんだよ!?」
「入り込む前に全部皆殺しにすればいいだけの話じゃろ?」
なんて奴だ……この爺の頭の中は、ゲッターとゲッター線のことであまたがいっぱいのようだぜ……
「とにかく、お先にやらしてもらうぜ!」
こうなったら、ゲッター1になって片っ端から叩き潰してやる!!
「チェーンジ、ゲッター1ッ!」
三つのゲットマシンはゲッター1へと変形合体し、両腕には巨大な斧、ゲッタートマホークを装備した。
「ゲッタートマホークッ!!」
トマホークを掲げ、降下ユニットの裂け目からウジャウジャと湧き上がるBETA共へ襲い掛かる。
BETAの大群は一瞬にして肉片にされていく。しかし、BETAも負けじとゲッターの足元へしがみついて這い上がろうとするが、
「BETAが溶けていく!?」
そう、ゲッターへ触れるBETAたちが、次々と溶解し、蒸発していくのだった。
ゲッター線を動力源とし、その塊でもあるゲッターロボへ噛みつこうとするBETAの行為は、自殺行為である。
「どういうことだ?奴らがゲッターに触れることができないとは……」
疾風もまた、BETAがゲッターに触れたことで溶解していく現象が気にかかっていた。
「ゲッター線が奴らに反応して、ゲッターの身を固めているのじゃよ?」

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