暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Aシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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す! ヴィータ様は愛らしいです! ザフィーラ様はエリーゼ卿の日記に記されていた通りの狼姿、実に格好いいです! それで!? シュリエルリート様はいずこでしょう!?」

パーシヴァルさんが子供のような笑顔を浮かべてはしゃぐ。シグナム達が思い思いに「ありがとう」ってお礼を言ってる中、トリシュちゃんがそんなお兄さんの様子に「気持ちは解りますけど、もう少し落ち着いてはいかがですか?」そう言う。
そやけど、トリシャちゃんもまた興奮冷め止まずってゆう風や。そわそわしながらザフィーラに寄って行って、触れようとしてるんか手を出そうとしては引っ込めるを繰り返してる。

「トリシュタン。触れても構わぬ」

「あ、ありがとうございます、ザフィーラ様。・・・わっ、思ったよりふかふかです?」

トリシュちゃんに撫でられて気持ち良さそうに目を細めるザフィーラ。そんな2人の様子を見て少し落ち着きを取り戻したパーシヴァルさんやったけど、「も、もしかして、この小さな子がシュリエルリート様なのか!?」リインを見て、さっきのトリシュちゃんと同じ反応をした。

「い、いえ、違いますです!」

「兄様! 彼女は、リインフォース・ツヴァイ、という方です。シュリエルリート様とは別人なんですよ。驚かせてごめんなさい、リイン」

「あ、はいです。こちらこそ驚き過ぎてごめんなさいです」

「いやいや、こちらこそ大声を出してごめんな」

リインとトリシュちゃんとパーシヴァルさんが頭の下げ合い終えた時、「八神特別捜査官。そろそろ捜査本部へ戻りましょうか。事情聴取はうちの隊舎で行います」ホンダ一尉からお呼びが掛かった。

「あ、はいっ! すぐ行きます! えっとですね、パーシヴァルさん。シュリエルリートの事や、ルシル君――セインテスト家の直系?でしたっけ・・の事は、また後日お話ししたいと思います」

「兄様。ハヤテとシグナム様たちを我が屋にご招待したのですが・・・よろしかったですか?」

「もちろん! ヤガミ特別捜査官。ご予定が整ったら、この連絡先にメールを送ってくれ。その予定に合わすから」

メールアドレスをパーシヴァルさんから受け取って、今日は解散ってことになった。パーシヴァルさんとトリシュちゃんに見送られながら捜査車に乗りこんで、わたしらチーム八神は陸士101部隊の隊舎へと向かった。

・―・―・終わりや〜・―・―・

「――ってことがあってなぁ〜」

「あはは。目に浮かぶよ、パーシヴァル君のリアクション! シュテルンベルク家って、聖王家の事も大事に思ってくれているけど、それ以上にオーディンとグラオベン・オルデンを敬い奉ってるって感じだから。生ける伝説となれば、誰だってテンション上がると思うもん」

シャルちゃんがそう言うと、「なんか照れるぜ」
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