暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Aシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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うごぉっ!?」被疑者を貫いた。そんでそのまま十数mと弾き飛ばしたかと思うと、さっきまで立て篭もってたオフィスビルの外壁に被疑者を磔にしてようやく止まった。よう見ればそれは「雷撃の槍・・・!?」やった。

「イゾルデ起動」

トリシュちゃんが、抱えたままやったライオン似のぬいぐるみの額にキスした。するとぬいぐるみの首に提げられてた金色の懐中時計が発光。光が治まると、反りの有る西洋剣2本の柄頭を連結したかのような長い弓がトリシュちゃんの手に握られてた。

「見えていますよ。弓騎士を甘く見ないでください・・・!」

――迅るは怠惰なる眠り姫――

ルシル君と同じサファイアブルーの魔力で形作られた1本の矢を、同じ魔力の弦に番えたトリシュちゃんが「もう遅いです」ポツリとそう漏らして、矢羽根を離した。そんで目にも留まらへん速度で飛んでった魔力矢。その軌跡を追うと、ここから数百mと離れたビルの屋上に消えた。

「・・・命中です。ハヤテ、あのビルの屋上に、ライフル型デバイスをこちらに向けて構えていた女性が居ました。私の魔法で今は眠っていますからしばらくは起きません」

「ホンダ一尉!」

「あ、ああ! 第1、第2班はスナイパーの確保!」

ホンダ一尉に指示された8人の捜査官が「了解!」敬礼して、トリシュちゃんの言うたビルに向かわせた。とそこに「トリシュ〜〜〜!」パーシヴァルさんがトリシュちゃんに駆け寄って抱き上げた。

「兄様。ロンゴミアントの表面を使い太陽の光を反射させることで犯人の目を潰す、素晴らしいサポートでした。が、降ろしてください。みんなが見てます、恥ずかしいです」

「兄妹なんだから良いじゃないか〜! 心配したんだぞ〜!」

トリシュちゃんを抱え上げてくるくる回るパーシヴァルさんを見て、「シスコン?」ヴィータが呟いた。すぐに「ヴィータちゃん、しっ。ダメよ、本当の事でも口にしちゃ」シャマルが注意した。シスコンってゆうのはシャマルも思ったらしい。

「あぅ〜・・・。あっ! に、兄様! そんなことより、シグナム様たちです!」

「シグナム様〜?・・・シグナム様?・・・シグナム様だと!?」

ようやくわたしの側に控えてくれてるシグナム達に気が付いたパーシヴァルさん。トリシュちゃんを降ろして、シグナム、シャマル、ヴィータ、ザフィーラの順で見た後、「ふぉぉぉぉぉーーーーっっ!!」叫んだ。わたしら揃ってビクってなる。

「ほ、ほ、ほほほ、ほほ、本物だぁぁぁぁーーーー!」

そんでパーシヴァルさんは「感激です!」ってシグナム、シャマル、ヴィータの手を握って、ザフィーラだけには首に抱きついた。

「うわぁ、すごい嬉しいです! 本当に絵に描かれたとおりのお姿だ! シグナム様は凛々しいです! シャマル様は可愛いで
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