暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Aシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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お願いすると、「了解です♪」シャマルは敬礼返ししてくれて、「畏まりました」ザフィーラも受けてくれた。

「お気遣いありがとうございます、ハヤテ」

「いってらっしゃ〜い♪」

シャマルとザフィーラとトリシュちゃんに見送られながら指定の捜査車に向かい始めたその時、「きゃあ!?」後ろから悲鳴が聞こえた。その声は「トリシュちゃん!?」のものや。シグナムに車椅子を反転してもろて、トリシュちゃんの悲鳴の原因を見た。

「トリシュちゃん!」

「ぅ・・く・・・」

「このガキの頭をブチ貫かれたくなかったら、いま捕まえた仲間たちを解放し、逃亡をほう助しろ!」

ザフィーラみたいに筋骨隆々って感じの男の人が、トリシュちゃんの首に太い腕を回して締め付けてて、空いてる左手に持ってる拳銃の銃口を側頭部に突きつけてた。今にも飛びかかりそうなシャマルやザフィーラ、シグナム達を「動いたらアカンよ、みんな!」制する。

「八神特別捜査官! これは・・・!」

「見ての通りです! どうやらまだ仲間が居たようで・・・!」

「局のデータベースに問い合わせたところ、あと2人ほど居るそうなんです!」

「2人・・・! とゆうことは・・・」

もう1人どこかに隠れてるか、すでに逃亡してるか。とにかく『みんな、それらしい気配はあるか?』歴戦の騎士としての勘を頼るためにシグナム達に思念通話を繋げる。

『ダメですね、よほどの腕なのか気配が感じ取れません』

『もしくは、この近くに居ないかだな』

『両方とも考えられるな』

『うむ。しかし、もう1人を捜索しようと動こうとしても・・・』

「下手なマネをするんじゃねぇぞ、お前ら! このガキの頭をブチ貫くからな! 脅しじゃねぇぞ!」

被疑者の男の人が大きな声を出して、「ぅく・・・」トリシュちゃんの首に回してる腕の力を強めた。どうすることも出来ずに被疑者とトリシュちゃんを包囲するような陣形で待機。そんな時、『問題ありませんよ、みなさん。この程度の危機を乗り越えられず何がシュテルンベルクの騎士でしょうか』トリシュちゃんから思念通話。

『トリシュちゃん? 一体何を・・・?』

首を絞められて苦しいはずやのにトリシュちゃんは強きに微笑みを浮かべた。何をするんかと思うてたら、被疑者の目にたぶん意図的な陽の光が当てられた。目を見張ってた所為もあって「ぐわっ、目が・・・!」被疑者が怯んだ。
その瞬間、トリシュちゃんは踵を振り上げて被疑者の大事なところを蹴った。トリシュちゃんを解放して目と大事なところを押さえる被疑者。あと、わたしの側に居った男性捜査官の人たちが前屈みになった。

――コード・パシエル――

その直後、轟音と一緒にわたしらの間を一筋の銀色の光が高速で駆け抜けて、「
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