暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Aシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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ヴィータの第一声はそれやった。それほどまでに似てる。でも目つきはルシル君とは違くて柔和で、髪も瞳も色違いや。そんなヴィータに「よく見て、ヴィータちゃん。人違いよ」シャマルが苦笑。トリシュちゃんは「やっぱり本物です・・・!」目を爛々と輝かせたと思えば、「あの!」大きな声を挙げて佇まいを直した。

「わたくし、シュテルンベルク家長女、トリシュタン・フォン・シュテルンベルクと申します。お会いできて光栄です。シグナム様、ヴィータ様、シャマル様、ザフィーラ様」

トリシュちゃんの自己紹介を聞いたみんなが、やっぱり、って風に納得した。トリシュちゃんは「あの、シュリエルリート様はご一緒ではないのですか?」ってキョロキョロ辺りを見回し始める。わたしは「今は居ないんです」って答える。

『マイスターはやて。ユニゾンアウトして、わたしも自己紹介したいです・・・』

「『おっと、そうやったな。それじゃあ』ユニゾンアウト」

リインとのユニゾンを解除すると、「小さいシュリエルリート様ですか!?」トリシュちゃんはまたビックリして、30cmほどのリインを覗き込んだ。するとリインは「ひゃい、違いますですー!」ササッとわたしの後ろに回って隠れてしもた。

「ご、ごめんなさい! 驚かせちゃいました!」

トリシュちゃんがものすごい勢いで頭を下げた。それを見たリインも慌てて「こちらもごめんなさいです!」トリシュちゃんの前に戻って頭を下げた。

「あの、シュリエルリート様、ではないのですよね・・・?」

「はいです。マイスターはやてのユニゾンデバイス、祝福の風リインフォース・ツヴァイです」

「リインフォース・ツヴァイ、様・・・?」

「はいです、トリシュタンさん」

「トリシュで良いですよ、リインフォース・ツヴァイ様。ヤガミ特別捜査官とシグナム様たちも、どうぞそうお呼びください」

「そ、それじゃあわたしも、リイン、で良いですよ、トリシュ♪」

「はい、リイン♪」

リインとトリシュちゃんが微笑み合って、それから「八神はやてです。時空管理局本局・特別技能捜査課の捜査官なんやけど、まだまだひよっ子。はやて、って気軽に呼んでな。そんで、オーディンさんに代わってシグナム達と一緒に過ごさせてもらってます」わたしらも自己紹介をする。

「はい。それについてはイリスから伺っています。よろしくお願いします、ハヤテ様」

「様付けとか敬語はええよ、トリシュちゃん」

「はい、判りました、ハヤテ。あの、敬語については習慣づいてしまっていて。ですからお気になさらず」

目つきは違うけど、それでも顔立ちはルシル君にそっくりやから、笑顔を浮かべられるとホンマにドキッとする。

「では、次は私が。シグナムだ。シュテルンベルク家の者とこう
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