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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Aシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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テルンベルクが片付けさせてもらいました」
ルシル君のご先祖様、オーディン・セインテスト・フォン・シュテルヴァロードさんの子孫、聖王教会騎士団の最強の槍騎士、パーシヴァル・フォン・シュテルンベルクさん。そんなパーシヴァルさんはニコッて笑顔を浮かべて、わたしらに敬礼した。
「銀薔薇騎士隊・・・!」
「あの有名な・・・!」
「ご協力感謝いたします、騎士パーシヴァル。・・・1、2班は被疑者を連行、3、4班はオフィス内の人質の救出。・・・騎士パーシヴァル。申し訳ありませんが、職務ですので事情聴取を行いたいのですが・・・」
隊員さん達に指示を飛ばし終えたホンダ一尉がパーシヴァルさんにそう伝えると、「あー、ああ、判った」渋々と言った風に応じた。とそこに「兄様・・・」か細い女の子の声が聞こえて来た。
そっちに振り向くと、出入り口の陰から顔だけを覗かせた、パーシヴァルさん以上にルシル君のそっくりさんが居った。ゴシックロリータとかゆうドレスを着た、デフォルメされたライオンみたいなぬいぐるみを抱えたわたしと同い年くらいの女の子。
「ごめんな、トリシュ。ちょっと管理局の人たちと話して来るから・・・、あ、そこのお嬢さん。そう、君」
パーシヴァルさんがわたしを呼んだから「はい、なんでしょうか?」って応じる。パーシヴァルさんは、トリシュちゃんって女の子に近寄ると片膝立ちして、「君も局員なんだよね。歳も近そうだし、良かったら一緒にいてあげてくれないか?」肩を抱いてそうお願いしてきた。
「えっと・・・」
「構いませんよ、八神特別捜査官。被疑者グループの事情聴取の際にまたお呼びしますので」
「「ヤガミ・・・?」」
ホンダ一尉からの許可も下りたことで「了解です、ホンダ一尉。騎士パーシヴァル。お引き受けします」って、パーシヴァルさんのお願いに応えることにした。そやからそう言うたんやけど、「え、あ、ああ、ありがとう」パーシヴァルさんはなんでか呆けてて、わたしへの返事がちょう遅れた。
「それじゃあヤガミ特別捜査官。しばらく妹をよろしくお願いするよ。トリシュ、大人しく待っていてくれな」
「はい、兄様。いってらっしゃいませ」
手を振り合うパーシヴァルさんとトリシュちゃん。そんでホンダ一尉はパーシヴァルさんを連れて捜査車へ向かった。そんな2人を見送ってると、「あの、ヤガミ特別捜査官」名前を呼ばれたから、「はい、なんでしょうか、トリシュ・・・さん」ってトリシュちゃんに振り返ったとき、「はやて!」ヴィータ達が合流した。
「みんな、お疲れ様。被疑者グループ全員逮捕や」
「っ!! ヴィータ様、シグナム様、シャマル様、ザフィーラ様・・・!」
「うお!? ルシルがドレス着てる!? つうか、なんでここに居んだ!?」
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