第十三話 立花中尉!野球は九人でするものだ!その十七
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「頭の光で目くらましとかないわ!」
「それも充分卑怯じゃ!」
「いつも汚いことしやがって!」
「結局今回もやろが!」
「何処が正々堂々や!」
「めっちゃ汚いわ!」
これは観客だけでなく視聴者、聴衆も同じ意見だった。そしてだった。
ジャスティスカイザーの面々にだ、空き缶やカップ麺のカップを投げるのだった。二人はそれを受けてだった。
「おうよ、勝てばいいんだよ!」
「勝てば官軍なんだよ!」
「勝った奴が正義なんだよ!」
「だから俺達が正しいんだよ!」
完全に開き直ってだ、そうして。
尚武がだ、尚智に言った。
「じゃあ兄貴」
「ああ、勝ったしな」
尚智も弟に応える。
「場所は甲子園いつも以上におあつあえ向きだぜ」
「勝った時のいつものポージングにだ」
「最適だぜ」
「じゃあ今回も」
「やるか」
「今からな」
二人はこう言い合ってだ、そして。
甲子園のグラウンドから白波立つ海の中、そこにそびえ立つ岸壁の上に旭日をバックに仁王立ちしてだ、腕を組み。
「正義は勝つ!」
いつもの勝利宣言だった、だが。
それが終わるとだ、即座にだった。
また空き缶やカップが投げ込まれる、そして言われるのだった。
「とっとと甲子園から出て行かんかい!」
「ここは聖地甲子園やぞ!」
「その甲子園でふざけたことするな!」
「二度と来るな!」
「さっさと出て行け!」
「それで次は負けんかい!」
こう言われつつ罵倒も浴びせるのだった、二人はその中で。
今作者が考えた二人の新兵器、ヘリコプターであるチョップリッターに乗ってだ。そのうえで球場を後にするのだった。
ジャスティスカイザーは今回も勝った、だが日帝衆との戦いはまだ続く。戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!
第十三話 完
2014・10・22
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