マブラヴ
0901話
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それを思えば、アメリカの上層部としては忸怩たる思いがあるのは間違いない。
……あ。式典の中に崇継と恭子の姿がある。夕呼や社も。
あいつらも来てたのか。
わざわざオーストラリアまで来るってのは……いや、崇継や恭子にしてみれば自分達がシャドウミラーと深い関係にあるというのを周囲に示せるし、それは夕呼も同じか。
そんな風に思っていると、ニヴルヘイムからの通信が入る。
『アクセル、式典が終わったから作戦開始の時間よ』
「了解だ。ニヴルヘイムの方は頼んだぞ」
『何だか済し崩し的に私がニヴルヘイムの指揮官に正式決定しそうで、ちょっと微妙な感じがするんだけど』
「一応こっちでも色々と考えているから、安心してくれ。いつまでもエザリアに負担を掛けるような真似はしないさ」
『そう願ってるわよ』
そんな風にエザリアと通信を交わした後、オープンチャンネルを開いてこの場にいる全員へと通信を送る。
「こちらシャドウミラー代表のアクセル・アルマーだ。今回はこちらの依頼でこのマブラヴ世界まで戦力を派遣してくれた各世界に対して礼を言わせて貰う。言うまでもなくこれから俺達が戦いを挑むのは、このマブラヴ世界における侵略者、BETAだ。既に全員が知っていると思うが、ユーラシア大陸はほぼ全てがこのBETAに占領されている。前回の鉄原ハイヴ攻略戦で一部を取り戻しはしたが、所詮は出来たばかりの若いハイヴでしかない。だが、今回攻略するアンバールハイヴは違う。このハイヴは9番目に作られたハイヴで、オリジナルハイヴと呼ばれるカシュガルハイヴの近くに存在するハイヴだ。つまり、このアンバールハイヴはオリジナルハイヴを攻略する上での重大な橋頭堡ともなる。各世界に対しても作戦内容は送ってあるが、確認の意味を込めてそれぞれの部隊が取る行動を告げさせて貰う」
そこまで呟き、視線をギアス世界の陽光からやって来た部隊へと向ける。
そこにいるのは、ヴィンセント・ウォードが30機に、ガレスが30機。ガン・ルゥが300機。部隊を率いているのは周香凛。
更に、シャドウが5機。これはグラストンナイツの機体だ。
正直な話、星刻の乗る神虎はいないが、ここまで戦力を出してくれるとは思ってもいなかった。今回派遣されてきた各世界の部隊の中では最も数が多い。
「ギアス世界から派遣されてきた者達は、ハイヴの外側でBETAを誘き出して数を減らして貰う。この世界の軍隊でもあるアフリカ連合、中東連合も合流する予定だが、指揮権はこちらにあるのでシロガネから出される指示に従って欲しい。ただし、グラストンナイツにはハイヴ攻略部隊としてハイヴに突入してもらう」
次に視線を向けたのは、SEED世界から派遣されたアークエンジェル。
戦力としては、アスランが乗っている核エンジンのジャステ
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