第二章
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カレッジにも進んだ、二人共同じカレッジだった。ジョージはエイブラハムより一歳下だったので追う形になって入った。
その二人は大学生になって悩んでいることがあった、それはというと。
「折角な」
「うちの大学フットボール強いのにな」
成長した二人は自分達の部屋で話していた、すっかり背が高くなり身体つきも逞しくなっている。その服装も。
「何か応援がな」
「ぱっとしないな」
「チアガールの娘がいて」
「それだけだな」
「ああ、チアガールだけだとな」
「寂しいよな」
応援が、というのだ。
「他のカレッジもっと賑やかでな
「派手にやってるのにな」
「うちの大学ときたら」
「妙に地味でな」
「これはな」
「何とかしないとな」
こう話すのだった、尚二人はクラブは文化系でアメリカの風俗を学んでいる、二人共カレッジも歴史学を学んでいるのでそれの補完の形になっている。
だがフットボールが好きで応援している、それでだ。
微妙な顔になってだ、今話しているのだ。
エイブラハムは微妙な顔のままだ、弟に言った。
「なあ、僕思うんだけれどな」
「何だい、兄貴」
「いや、チアガールだけじゃ足りないのなら」
「プラスアルファか」
「応援する何かが必要だろ」
こう弟に言うのだった。
「ほら、チームのマスコットみたいな」
「着ぐるみとかか」
「日本とかでもあるだろ」
海の向こうの話もするのだった。
「あの国何か妙にそういうの好きみたいだけれどな」
「何か一杯ぬいぐるみあるな」
「ゆるキャラとかな」
「だからな」
「ここはか」
「ゆるキャラなり何なりな」
「応援キャラ出すのか」
ここでだ、ジョージも言った。
「そうするか」
「どうだろうな」
「いいんじゃないか?応援も派手でないと」
ジョージもエイブラハムに話した。
「チームもエキサイトしないからな」
「強い奴に応援されたい」
ここでだ、エイブラハムは言った。
「そう思うよな」
「強い奴か」
「そうした奴に頑張れって言われたいだろ」
「応援されるなら」
「可愛い娘に加えてな」
チアガール、彼女達にl加えてというのだ。
「そうしたふうにいくか?」
「強い奴な、いいんじゃないか?」
ジョージは腕を組んだ姿勢で兄に答えた。二人でテーブルを囲んでハンバーガーなりチキンナゲットなりを食べながらの話だ。
「アイディアとして」
「じゃあそれで僕達でやってみるか」
「いや、やってみるのはいいにしても」
「何だよ」
「具体的には何を作るんだよ、僕達」
ジョージは兄を怪訝な顔で見つつ問うた。
「強い奴って」
「そうだな、コミックのヒーローとかか?」
「コスプレか」
「ああ、スーパーマンなりバットマンなりな」
「
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