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剣聖龍使いの神皇帝
第1巻
入学式×二人の再会
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さは、奏や深雪くらいあるがこの子はホントに息しているのかな?と。

「ねえこの子・・・・」

俺は漆原の様子を見ると、呼吸はしているかどうかであるが、しているようだ。

「シュウ・・・・サウラ・・・・」

小さな声と共に、漏らした声は明らかに第二の前世での名前を言ったこの子だった。そしていきなり頭を両側から掴まれる。優しくもしっかりと漆原の方へ向かされると、いつ目覚めたのか分からないが起きたようだ。吸い込まれそうなほど深い色の黒瞳が俺を見つめると、表情は氷のように硬く内心は窺えないが・・・・。

「おはよう・・・・あなた・・・・」

「おはよう冥府の魔女・・・・。だったか?」

冥府の魔女と言った後におはようのキスをした俺と漆原、そして目の前でキスを見たサツキだったけど。

「ななななななななな何やってんのよ、あたしと言う妹が・・・・。って諸葉今何て言ったの?」

「サツキ、俺はどうやら二つの前世持ちのようらしい」

「・・・・もしかしてホントに覚えているの?」

「覚えているさ、俺がシュウ・サウラだった頃のだったか。記憶が二つもあるのか、曖昧なんだ」

二つの前世持ちに驚くサツキと漆原であったが、ホントは全てを創った創造神とは我の事だ。サツキだと前世は恋人だったが、静乃は前世では妻だったと言ったら二人とも喧嘩せずに何とかなった。そんで、改めて自己紹介をした後に俺とサツキと静乃はそろそろホームルームがあるはずなので、教室に向かった。講堂の後ろにいた沙紀が、俺の後ろから付いて来るのが気になったのか聞いてきたが、沙紀の事は護衛者だと言った。あとやはり外史なのか、サツキと静乃の性格は少し違うように見えたのは俺と沙紀が思ったのだった。
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