第1巻
世界設定×聖剣守護者の記憶
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この世界を楽しんで下さいませ」
「分かった。明日から任せるぞ、さてとドライグ達を元の場所に戻らせてから、俺の家に帰るとしようか沙紀」
「はっ!また一緒に行動をするのは光栄です」
そう言ってから、ゼロに乗り込んだ後に零家豪邸へと帰った。織斑だとソレスタルビーイング本拠地だと思わせたくないので、零家となっている。そしていつも通り風呂と夕食を食べた後に寝たが、俺の中にある前世の夢を見た。ちなみに俺の中にある二つの前世は、俺がこの世界に来る前に分身体を放っている。なので二つの前世の時である聖剣の守護者フラガは、光技を使用し暴虐の限りを尽くす皇帝と戦い、もう一方の前世では冥王シュウ・サウラとして恐れられ、闇術を使い世界を相手に戦っていたのも分身体の俺なので、その記憶は媒体となって前世の記憶が頭の中に入っている。
戦場の怒号に匂いは鉄錆で、敵と戦っていたのは聖剣の守護者フラガとしてだ。宝剣という剣での孤軍奮闘か一騎当千として、敵兵がいると剣を振る姿を見る。戦場というフィールドに縦横無尽に駆け抜ける疾さ、風の如く。身に着けているのは、赤い龍帝の鎧を着ながらも、斬撃や他の力を使っての攻撃はまるで化け物のように敵を屠っていた。殺戮を繰り返した時には、戦場でいたのは俺一人だが鎧は白い鎧だったけど。山と積まれた屍のみとなり、戦の勝利者となっていたが、天空神から凱歌代わりとした気持ちのいい太陽光と風である。来た道を戻ろうとしたら、蹄の音と共に白馬がやって来た。その背には見た目麗しい少女の姿で、海に星を撒いたような煌めく青い瞳が印象的。仕立ての良い白いドレスを着ているのが、高貴な身分の証。宮廷衣服で乗っているからか、無作法を笑い飛ばすような勝気がある雰囲気の少女。
「フラガ!フラガ兄様!」
凛々しくも可憐声で、少女が呼びかけてくる。一つ目である前世の記憶ではそう呼ばれていたが、少女の姿を見た俺は微笑んでいた。
「戦場に来るなといつも言っているだろ、サラシャ」
少女が来るまでは戦闘狂だったが、来たと同時に殺気や覇気を冷ますかのようにして、まるで街中で見かけたように、気安く少女の名を呼んだ。
「フラガこそ、一人で出陣しないでと何度頼んだら聞き分けてくれるの!?」
少女・・・・サラシャは馬から飛び下りると、熱烈に抱き着いて来る。
「そんなにあたし達は頼りない?足手纏い?」
「そうだ。それにお前を戦場には出せない、この戦場を見たらお前は無理をするに決まっている」
今いる場所も戦場だったが、フラガ=創造神黒鐵の力によって浄化を発動させていた。サラシャが来た時には、血溜まりや屍となった山を消滅させてから地を元通りにさせた。フラガの胸を叩きながら、恨み言を聞いた後に即答で答えた。
「そうね、フラガは聖剣の守護者だも
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