暁 〜小説投稿サイト〜
明日の日記
初陣とか言っても実際やる事は変わりませんがご了承ください
そうなの?

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「 じゃあもう始まってるってことですか? 」

「 はい 」

「 具体的には何をすればいいんですか? 」

「 相手を倒せばいいんです 」

「 倒す・・・ですか 」

「 ・・・あっ!違いますよ? 押し倒すとかそんなのじゃなくて、消滅させないと! 」

「 さっきみたいにですか? 」

「 そうですね 」

「 そうですか 」




・・・という会話をしてから3日が経った
学園祭の余韻がだんだんと薄れてきた代わりに、クリスマスの雰囲気がキャンパス内に漂う

「 クリスマスかぁ・・・誰か何かくれないかなぁ 」

これが敗北者の思考である
自分から行動を起こす事をせず、周りからの享受を待つだけの受身の人生
こんなことだから誰も何もくれないのだ
寂しいわけではない。少し感傷的なっているだけだ
空を見上げるのは天気を確認したいからだ。瞳に滲むものを隠しているわけではない
決してそんなことはない・・・




・・・そして迎えた12月25日
当然の事ながら、いつも通りの一日を過ごした。
いつも通りの何も代わり映えしない一日
・・・が、チャンスは最後にやってきた

「 メリークリスマスですっ! 」

おお、女神様。
聖なる夜にはあなたが来て下さることを信じておりました! ←嘘
いつもの巫女姿ではなく、サンタ姿である。
しかもショートパンツにノースリーブのサンタさんなんて・・・

「 ありがとうございますっ!!!!! 」

「 ええっ? 急に何ですか? 」

「 いや、何でもないです 」

「 そ、そうですか? 」

「 そうです 」

「 ならいいんですけど・・・ この服、どうですか? 」

「 似合ってます。いかにもプレゼントを持ってきてくれそうな感じです 」

「 ですよね! この世界の・・・サンタサンさん? の正装ですよ 」

「 サンタさんでいいですよ。妙な感じになってます 」

「 そうですか? じゃあそうします! お兄様にも見せてあげましょうか♪ 」

「 そうですね、きっと喜ぶと思いますよ 」

それにしてもこの女神、ノリノリである。
サンタ衣装がそんなに嬉しいのかな?

「 じゃあまた来ますね〜 」

そう言って、シルメリアは天界に帰っていった
何しに来たかさぱらん(さっぱりわからんの略)が、楽しそうで何よりだ
何よりだ・・・・ん? 何も貰ってないぞ? ってことは・・・


「 自慢に来ただけ・・・だ・・・と? 」




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