神話VSMS拳
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そこに、ケントが拳を構えて接近していた。
「<サンシャインブレイク>!!」
放たれた太陽の拳と、イージスの壁がぶつかり合い、せめぎあう。
『むぅっ!?』
「しゃら……くせぇええええええっ!!」
ケントの力が僅かに押し勝ち、アルマティアは壁を出したまま地面を引き下がる。
『まさか壁ごと押されるなど……!?』
「まだぁっ!!」
ケントがそのまま追撃しようとすると。
「ヤァアアアアッ!!」
アルマティアの障壁を飛び上がり、グリヴィネが踵落としと鎌を振るう。
ーーーまるで死神。ダークといい勝負が出来そうな予感がする。
「なっーーー!?」
「アルマティア!!」
すぐにセモンが命令を放つと、グリヴィネを飛び越えてアルマティアが追撃にその猛々しい角で弾き飛ばす。
「ケント!!」
リントがビームマグナムを取り出して放つと、両剣に持ち変えたセモンがそれを一刀両断に斬り飛ばす。
観客席に飛んだビームマグナムの残骸は、ダークネスウイングの食料として捕食される。
『……あまり飛ばすな、ややこしい』
「分かってる。そろそろ終わらせるよ」
セモンが切り返して言うと、リントがトランザムで接近していた。
「消えろっ!!」
ユニークスキル<抹消者>を発動させたリントのHPは5000。
ーーーーーつまり、一撃で葬れる範囲内。
セモンはすぐにその鎌を回避して下がると、フィールドに設置されていたギミックを発動させる。
「ーーーハッ!!」
「おい、あれ<グラスホッパー>か!?」
観客席にいる黒バカが叫ぶ。
そう、アレはワールドトリガーでお馴染みのオプショントリガー<グラスホッパー>である。
その能力は<乗ったものの跳躍力を強化する>。
「甘い!!」
しかし、リントはすぐに反応して横に避けた。
ーーーーーだが、避けたのが間違いだった。
「アルマティア、グリヴィネ!!」
『ハッ!』
「お任せを」
アルマティアは障壁を出し、グリヴィネの鎌にそれを覆うと、鎚となったそれで、
「いっけぇええええっ!!」
既に位置を変えて足の裏となっていたセモンを弾丸の如く撃ち出した。
ーーーーーリントの元に。
「何ぃいいいいいっ!?」
「オオオオオオッ!!」
鎌で防ごうとするリントに、渾身の剣技を放つ。
神話剣片手剣技<バーニン・ストライク>。
通常のバーニン・ストライクより強化されたーーーーー名付けるなら<バーニン・ストライク・バレット>はリントを貫き、ポリゴンと化した。
「まだ俺が居るぞぉおおおっ!!」
そこに、ケントが背後からセモンを襲う。
『マスター!!』
アルマティアが叫ぶと。
「後ろに油断大敵です!!」
グリヴィネがグラスホッパーで飛び上がり、
「セェイッ!!」
踵落としをケントの脳天に食らわせて失速させる。
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