暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
神話VSMS拳
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『そんじゃ、次の選手カモン!!』
俺の声と共に、四人の選手が現れる。
『制約!リントはザント出すな!!』
「……まぁ、妥当ですよね」
リントは言いながら大剣を持つ。
「えーっと、今回のトーナメントは宜しくね、グリヴィネ?」
「ええ、任せて下さい」
セモンが片手剣を、グリヴィネは鎌を持つ。
そして、カウント。
3
2
1
ファイト!!
「ハアッ!!」
先手はリント。素早く動き、大剣をセモンに振り下ろす。
「ハッ!!」
それをセモンが、流石の反応力でソードスキルカウンターを放つ。
神話剣片手剣技<バーニン・バイト>。
スネーク・バイトの強化系であるバーニン・バイトは、牙の如く大剣に放たれ、喰い千切る。
「うおっ、マジかよ」
大剣を砕かれたリントは、すぐに体勢を立て直すと、手に二挺のビームライフルを顕現、それをセモンに放つ。
「っ!?」
セモンは見たことの無い攻撃を、咄嗟に持ち変えた両剣の腹で剃らし弾くと、それと同時にグリヴィネは鎌<ラティカペイン>でビームライフルを斬り刻む。
「コレもかよ!!」
爆発に巻き込まれまいと投げ捨て後ろに飛ぶと、ようやくケントが前に飛び出す。
「<メテオナックル>!!」
流星と如き拳が二人に放たれるが、刀に持ち変えたセモンが<アラブル・スマッシュ>でカキーン!とホームランバッターの如く打った。……少しだが、ドライブのランブルダンプといい勝負なのではと思った作者は悪くない。Aska先生、ごめんなさい。
「惜しいけど、ナイスアシスト!」
ケントにそう言って前に出たリントの両肩両腕に装備されたシグマシスキャノンの砲身がセモン達に向けられた。
「これでどうだ!!<フォートレス・バースト>!!」
最大出力のシグマシスキャノン四門同時放射。AEG-3フォートレスの移動砲台は伊達では無い。ーーーが、作者のネタカは更に奥に行く!
「光学兵器!?ーーーまぁ、使って見るか」
セモンはそう言うと、ネタカを取り出す。
「来い、<アルマティアの城塞>!!」
天に牡羊座の紋章が現れたかと思うと、そこから一匹の白い山羊が現れ、二人に放たれたフォートレス・バーストを障壁で防いだ。
「ーーー山羊の神霊、イージスの語源となる神話の神ですか」
グリヴィネは冷静に言うと、ネタカを振るったセモンが叫ぶ。
「アルマティア、突撃!!」
『了解しました、マスター』
アルマティアは駆けると、リントはすぐにFXに切り替える。
「C-ファンネル!!」
緑色の18のファンネルが飛翔、アルマティアに狙いを定めて加速する。
しかし、イージスシステムの語源とされているアルマティアは障壁を展開し、如何なる物も通さなくする。
『無駄ですよ、ミスター。私には如何なる物も通じない!!』
「なら、これならどうだ!」

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