第七十九話 灼熱の火竜
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ルカ「え?」
心を捨てようと念じようとした時、途中でアグニモンが制止する。
アグニモン[あんな奴にお前の未来を信じる心を渡すな。]
ルカ「でも…」
アグニモン[どんな時でも…どんなに辛い時でも未来を諦めないのがお前のいいところなんだ。俺はお前が未来を信じなくなる姿なんて見たくない。]
ルカ「でも…」
アグニモン[ルカ…俺を信じろ。お前の未来に敵が立ち塞がるなら…俺がぶっ飛ばす!!]
アグニモンが拳を握り締め、再び立ち上がる。
ルカ「そうだね…僕はもう少しで取り返しのつかないことをするところだった。未来を信じない僕なんて僕じゃない。未来を信じるから僕なんだ」
ルカの言葉に反応するかのように、D-3から紫色の光が放たれた。
同時にD-3のディスプレイに大輔達同様、デジ文字が表示される。
ルカ「ユニゾンエボリューション!!」
ルカとアグニモンが一体化し、光に包まれる。
アグニモン[アグニモン超進化!ヴリトラモン!!]
光が収まった時、そこにいたのは人間のようなアグニモンとは対象的に、強靭な肉体を持った竜のようなデジモンだった。
そのデジモンはパートナーの未来を信じる心に応えるかのように未来への咆哮を上げた。
エンシェントグレイモンの獣の力を受け継ぎ、炎を纏った翼を持つ魔竜型デジモン。
インド神話に登場する巨龍“ヴリトラ”がモデルとなっている。
火山研究用データから誕生したと言われており、例え溶岩の中でも行動可能とされている。
両腕にルードリー・タルパナと言う武器を装備する。
なお、ルードリー・タルパナは反転させ、展開させずに戦えば刺突武器としても扱える。
ルカ『行こう!!ヴリトラモン!!』
ヴリトラモン[おう!!]
パートナーの声にヴリトラモンは頼もしく頷いた。
炎を纏った翼を羽ばたかせ、ベーダモンに向かっていく。
ベーダモン[ベーダモンを甘く見ると痛い目みるわよう!!悪魔の投げキッス!!]
ベーダモンの必殺技が飛んでくるが、身体を旋回させ、回避する。
そして両腕のルードリー・タルパナを反転させ、展開する。
ヴリトラモン[コロナブラスター!!]
展開されたルードリー・タルパナから太陽熱線並のレーザーを放つ。
ベーダモンの隕石を粉砕する。
ベーダモン[アブダクション光線!!]
ベーダモンの光線銃から光線が放たれ、ヴリトラモンに直撃するが、全くダメージを受けていない。
ベーダモン[そ、そんな馬鹿な!?]
ヴリトラモン[今度はこちらからだ!!]
ヴリトラモンは凄まじいパワーを活かして、近くの隕石をベーダモンに投げつける。
凄まじい勢いで投げられた隕石に直撃すれは、いくら完全体のベーダモンとは言え、ただではすまない。
ヴリトラモンはベーダモンの技の中で最も厄介な悪魔の投げキッスを封殺すると
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