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山を越えて
1部分:第一章
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「物資はもう搭載してある」
 話の展開は早かった。それは既にだというのだ。
 そうしてだ。さらに話されるのだった。
「ではすぐに三人で行ってくれ」
「わかりました、それじゃあ」
「機内で再会を祝うとします」
 こうして二人はオーウェルと物資をドイツまで送ることになった。早速アルプスを越えてドイツに向かうことになった。その機内でのことである。
「なあ」
「何だ?」
「どうした?」
 マックローンとガンナーはオーウェルの言葉に問うた。彼は後ろの席にいて操縦する二人は言うまでもなく操縦席に並んで座っている。そのうえで会話に入るのだった。

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