暁 〜小説投稿サイト〜
超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>
第4話「ブランを守る者! ブドウの銃士、龍玄登場!」
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裏に彼の黒い何かを感じた



そして翌日。朝方ブランは呉島邸から教会へ戻ろうとしていた

「ではこれで……」

そう言って扉を開けようとした時…… 突如クラックが開き、そこから初級インベスとコウモリインベスが現れたのだ

「な、なんですかあれは!?」

パニックになる光実の母親。それを見たブランはすぐさま全員を安全な場所まで避難させる

「インベス…… てめえらはぜってーに許さねえ!」

ブランはそう言うと女神メモリを用いてホワイトハートに変身。そしてインベス達と戦闘を開始する

「コイツを喰らいな!!」

斧を振り回すと二体ほど攻撃がヒットし、吹き飛ばされると邸宅の壁にぶつかりめり込む
それを見た母親は「家を傷つけないでちょうだい!」と文句を言う

「チッ…… 仕方ねえ、てめえらは外で相手してやるよ!」

そう言って外へ出てインベスを誘導し、再び戦闘を始めた
その様子を見ていた光実は……

「(ブラン様は僕に誰かを守る力をくれた…… その力で僕は世界を…… ブラン様を守るんだ!)」

と、心の中で呟くと邸宅を飛び出し貸金庫へと向かう
それに気づいた母親が光実を止めようとしたが、彼は止まらなかった



「ハア…… ハア……」

貸金庫に向かって走る光実。距離はそれほど遠くなかったが、何故か今日は遠く感じた
そしてついにたどり着くが、貸金庫の職員に止められてしまう

「ちょっと待ってください。あなた、何を持ち出すのですか?」

「母さんが預けたドライバーとロックシードだ! 早く渡してくれ!」

必死に頼み込む光実。しかしそれを職員は拒否した
理由はただ一つ。貸金庫から持ち出すには預けた本人しかできないからだ
この場合預けた本人というのは光実の母親になる。なので、母親を説得し、かつここまで連れてこなければならない
しかし光実には100%拒否されると分かっていた。それが分かっていたので、彼はある策を考えた。それは……

「……ふーん。呉島財閥の御曹司である僕でもダメなんだねぇ…… だったら…… 潰しちゃおうかなこの会社」

自分の家柄の事を言って脅すことだった
犯罪行為だが、彼にはこれしか思いつかなかった
世界を守るため、ブランを守るためには……

「お、脅しには屈しませんよ!」

「あっそ。じゃああんたは一生恨まれることになるよ。ここの職員全員から」

「ど、どういう意味ですか?」

「だってもしこの会社が潰れたら、それはあんたが潰したと同然だよ? 大量の職員は職なしになるだろうねえ…… あんたのせいで。だからこの会社のためにも、あんたのためにもここは持ち出させてくれないかな?」

笑顔を見せる光実。しかしその裏にはどす黒い彼の本性が
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