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超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>
第2話「ネプテューヌの思い!目覚めよ紘汰!」
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…… そうか。なら答えてやる。俺なら、その力で弱者を支配するな」

「えっ……?」

「力とは本来他者を屈服させ支配するためにある物…… 弱者のために使う物ではない!」

それを聞いて呆れる紘汰。だが同時に内心戒斗らしいと思ったのだった

「はあ…… お前に聞いた俺が馬鹿だった」

「人に聞いておいてその言い草か。まあ…… せいぜい俺に支配されないように強くなるんだな」

ポンポンと肩を叩いてそう言うと戒斗は紘汰から離れて行った

「ったく…… あいつもブレないな」

離れていく戒斗の背中を見ながらそう呟くと、紘汰は帰路に着こうとする。しかし……

「きゃあぁぁぁ!!」

「か、怪物だぁぁぁ!!」

突如として悲鳴がどこからか鳴り響いたのだ
それを聞いた紘汰と戒斗は振り返る

「この悲鳴…… まさか!」

インベスが街に現れた…… そう感じると紘汰はすぐさま悲鳴が聞こえた場所に向かった

現場に向かう紘汰の背中を見た戒斗は……

「何があったか知らんが、貴様は力を手に入れたようだな。ならばその力で貴様のやるべきことをやってこい」

と、呟いた


紘汰は逃げ惑う人々の流れに逆らい続け、インベスが現れた場所にたどり着く

「ここかな? インベスが現れたのは……」

インベスを探し辺りを見回す紘汰。だが一向に見つからない
もしかして勘違いだったのか? そんな考えが頭の中を過った時だった

「ハアァァァァ!!」

「グギャアァァ!!」

シカインベスと紫色のおさげに近い髪型をした少女が戦っていたのだ

「なんであんな女の子が……!」

信じられなかった。自分より年下の少女がインベスと戦っていたことが……
同時に力を手に入れているのに戦えない自分が情けなく感じた

戦いの最中、少女が紘汰の存在に気づき振り向く

「こ、紘太!?」

「え? ま、まさか…… ネプテューヌか!?」

そう、シカインベスと戦っていたのはパープルハートとなったネプテューヌだったのだ

「何なんだよその姿は!?」

「事情はまた後で話すわ! それよりも……」

再びシカインベスの方を振り向くと、目の前に迫って来ていたのだ

「マズイ……!」

咄嗟にパープルハートは防御態勢に入るが、一瞬間に合わずシカインベスの攻撃を受け、吹き飛ばされてしまう

「ネプテューヌ!!」

倒れたパープルハートに近づこうとする紘汰。しかし一歩が出ない

「(ネプテューヌが……!ネプテューヌが……!)」

心の中ではそう叫んでいても体は動かなかった
さらにそんな紘汰を尻目にシカインベスは倒れたパープルハートにゆっくり近づいていく

「(俺に守れるのか……?
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