東方
古代編
第一話
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無事に転生し終えた○○○○改め、八意永巡だ。転生して幾年が経ったが、その前に俺の苗字に聞き覚えはないか?八意―――東方Projectを知っている奴ならご存知だろう。俺の姉は―――、
「永巡、朝ご飯よ」
「はーい」
そう、月の頭脳と言われる八意永琳の義弟になったのだ。過去に色々あったが割愛させていただく。
「(説明が面倒くさいなんて言えるか……)」
「どうかした永巡?」
「いや、何でもないよ義姉さん」
「そう……取り敢えず一緒に」
「「いただきます」」
バクバクバク、キンキンキン、カツカツカツ。
「例の計画……どうなってるの?」
「……予定より少し遅れてるわ。今のままじゃロケットの製造が予定日に間に合いそうにないわね」
「空いてる部署はないの?」
「どの部署も余所を手伝ってる暇はないわ」
「はあ……これは予定日をずらすしかないんじゃない?」
「永巡もそう思うわよね?でも、上は早く早くとせがんでくるのよ・・・」
老人達は現場見てないから簡単に物事を言えるんだよね。日本の政治家にも同じ事が言える。
「それと……最近妖怪の襲撃の回数が増えてきているような気がするの」
「え?この都市に?」
「いえ、薬の材料を取りに行く時よ。今は護衛と一緒にやっつけてるけどこのままじゃ薬が作れなくなるわ」
それは困ったな・・・八意家の歳入は義姉さんの薬の販売が三割(※その一割は臨床実験に充てがわれている)を占めている。俺?ニートだよ、言わせんな恥ずかしい。
「それと妖怪に襲われてる時、誰かに見られてる気がするの」
「誰か?」
「気配は人間っぽいけど外で人間が暮らしていけるわけがないわ。だから勘違いよね」
……十中八九転生者だろうな。東方のSSは古代から始まるものが多い。そして大抵永琳(義姉さん)と仲良くなってる。それかめだかボックスの安心院なじみ狙いか。あの神様は混沌極まると言っていたから複数の漫画が混じっててもおかしくはない……と思う。
「一度義姉さんについて行ってみようか?」
「永巡を危険な目に遭わせるわけには……」
「俺は義姉さんが心配なの」
家族を心配するのは当然。しかし、その姉は八意永琳、現時点でも十分強い……あれ?心配する必要なくね?
「永巡首を傾げてどうしたの?」
「いや……考えてみたら義姉さんを心配する必要性を感じなかった」
「何で!?」
「だって義姉さんだし」
「どうやった
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