マブラヴ
0900話
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そう答えたのはアウルだが、危険人物として国連軍の奴等と騒動を起こさないだろうな? 一応シャドウミラーのメンバーとして登録してあるから大丈夫だと思うけど。
「それにしても、一気にガランとしたよな」
「まぁ、それはしょうがないって。何だかんだ言って、俺等の面子だと女の比率が高いんだし。ギルフォードとレオンの2人もいないだけに余計にな」
俺の言葉にムウが肩を竦めながらそう告げてくる。
そうなんだよな、実際シャドウミラーってのは何気に男の数がそれ程多くはない。
いや、一応量産型Wは性別で言えば男なんだが。
そんな風に思っていると、トロピカルジュースを飲んでいたイザークが呆れたように口を開く。
「それというのも、アクセルが女ばかり引き入れているからだろう」
「別に意識してそうしている訳じゃないんだけどな。それに、女の方が多いってのはイザークとしても嬉しいんじゃないか?」
「何? 何でそこで俺の名前が出てくる?」
「お前もそろそろ20代なんだから、エザリアにばかり構ってないで恋人くらい作ってみたらどうだって話だよ」
貴様ぁっ! ……頭に血が上ってそう叫ぶとばかり思っていたのだが、何故かイザークの口から怒声は聞こえてこない。
不思議に持ってイザークの方へと視線を向けると、そこには何かを考えているイザークの姿があった。
「確かに母上に心配ばかり掛ける訳には……けど、恋人? 俺がか? ……想像出来ん」
何故か予想外に恋人という単語に考え込んでいるイザークの姿が。
それなりに興味があるのか?
「恋人って言えば……お前さん達はどうなんだよ? もう17歳とか18歳だ。その辺にも当然興味はあるんだろ?」
「なっ、ム、ムウのおっさん、いきなり何を言うんだよ!」
「おっさんじゃない」
アウルに対して即座に言い返すムウ。
だが、すぐにその顔には笑みが浮かぶ。
それも、ネズミをいたぶる猫の如き笑みが。
「へぇー……どうやらアウルには意中の相手がいそうだな。どれどれ、ほら、ちょっとお兄さんに話してみなさい。経験豊富な俺がアドバイスしてやるから」
「な、何を馬鹿な事を言ってるんだよ。そんな相手はいないって!」
「そんな見え見えに慌てちゃあ、態度でいると言ってるようなもんだぜ? PTの操縦に関してもその辺の荒さが出てるんだよな」
「なっ、なんでPTの操縦がここに関わってくるんだよ! 大体だな、もし本当にその手の相談をするんなら自称経験豊富なムウじゃなくて、本当の意味で経験豊富なアクセルに相談するに決まってるだろ!」
こっちに跳んできた。
「……いやまぁ、うん。確かに女関係って意味じゃアクセルには勝てないよな」
「だろうなぁ。普段見る限りだといつの間にかさらっと女を引っかけ
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