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転生とらぶる
マブラヴ
0900話
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「どうしたんだ? こんなに朝早く……って程、早いわけじゃないが」

 部屋にある時計に視線を向けると、そこに表示されているのはAM:7:49分。早いというよりは、寧ろ少し遅いと表現すべき時間だ。

「え、ええ。その……朝食をどうするのかと思って聞きに来たんですけど……やっぱりまだ眠っていたようですね」

 チラリとこちらを見て……ああ、なるほど。顔を赤くしているのは上半身が裸だからか? けど、その辺に関しては昨日の海で十分過ぎる程見てると思うんだが。
 そんな風に思ったのだが、ちょっと違ったらしい。

「そうだな、レモン達はもう少し寝かせておいてやりたいな」
「そ、それはそうですよね。昨日の夜もあんなに……」
「恭子様」

 何かを言いかけた恭子が、斯衛に小さく囁かれて顔を真っ赤にしながら俯く。
 ……何だ?

「何かあったのか?」
「あの、いえ、その……」

 何故か口籠もるその様子に、余計に首を傾げる。
 だが、そのままじっと恭子の方へと視線を向けていると、やがて観念したかのように顔を真っ赤に染めながら口を開く。

「その、ですね。実はこの部屋は防音の類は殆ど考えられていなくて……」
「防音?」
「ええ。ですから、普通に話しているだけならまだいいんですが。大きな声を上げると、その」
「つまり、昨夜のあんた達のお楽しみの声が聞こえてきたって事よ」

 そう言いながら姿を現したのは、夕呼。水着の上から白衣という、見る人が見たら喜びそうな格好をしていた。
 護衛の神宮司とかいう女も頬を赤く染めながらこちらを見ている。
 ちなみにこちらはきちんと国連軍の軍服だ。

「あー……なるほど」

 ともあれ、夕呼の声でようやく恭子の頬が真っ赤に染まっている理由が判明した。
 確かに昨日はバカンスという理由もあって色々と頑張ったのは事実だ。その声も当然大きくなった訳で……

「いや、悪い」

 頬を染めながら告げてくる恭子に向かって、小さく頭を下げる。

「いえ。……ただ、その、今度からはその辺をもう少し気をつけて貰えると」
「……どうしたんですか?」

 そんな風な俺達を見て、社が首を傾げている。
 ESPを使ってはいないらしいし、その辺に関してはあまり詳しくないらしい。

「ま、社は疲れてたから昨日早く寝たしね。それよりも朝食はどうするの? あたしお腹減ったんだけど。それに出来ればアクセルが持っている美味しい朝食を食べさせてくれると嬉しいわね。昨夜の安眠妨害の慰謝料も含めて」
「分かった。レモン達を起こしてくるから……」

 そう言った、その時。寝室へと続く扉が開いてコーネリアが姿を現す。

「さっきからうるさいが……何の騒ぎだ? もう少しゆっくり眠らせてく
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