第4章
停止教室のヴァンパイア
第83話 衝撃の再会です!
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触ってた!
……作り物じゃなく本物って事は……この娘の体の一部を触りまくったって事だから……俺!この娘に滅茶苦茶セクハラしまくったって事じゃねえか!?
「え、えっと…」
「ああ、気にしてませんので!」
「そ、そう…」
「……イッセー先輩の場合、今更な気もします…」
「うっ…」
……小猫様の痛烈な毒舌をいただきました…。
「ともかく、これからよろしくお願いしますね、イッセーさん♪」
「〜♪」
「……え…えっと…」
現在、神楽がイッセーの膝を枕にして猫の様に(猫又だから当然か?)イッセーにじゃれついていた。
あの後、神楽は部員の皆と一通り話した後、現在の様な状態になった。
イッセーは当然、困惑していた。
『……………』
無論、イッセーに好意を寄せている女性陣は皆、不機嫌になっていた。
イッセーもそれを察しているから余計に困惑している。
「……あ、あの、神楽……これは一体…?」
「よくこうしていたじゃないですか?」
「ええぇっ!?確か一緒に遊んだだけで、こんな事してなかったと思うんだけど!?」
「うふふふ♪」
神楽がいたずらっ子みたいな笑みを浮かべる。
「ふふ、イッセー君。この子猫を覚えているかい?」
「え?」
兄貴は懐から一枚の写真を取り出した。
それには中学の頃のイッセーと一匹の子猫が写っていた。
「あ、はい。確か、明日夏達が拾ってきて……んで、俺が神楽の猫耳と尻尾が印象的だったから、神楽って名付けた子猫…」
「そいつ、変化してた神楽だぞ」
「え?」
……………。
「ええぇぇぇぇぇっ!?!?」
一拍置いて、イッセーが驚愕の声をあげる。
まあ、まさか自分になついていた子猫が実は目の前の少女だったなんて、そりゃ驚くか。
「実はあの時、イッセーさん達と別れたくなくて、つい猫の姿になって付いてっていたんです」
「んで、その神楽を俺達が見つけたって訳だ」
「そ、そうだったのか…」
んでもって、その時の神楽はイッセーに思いっきりなついていたので、今みたいにしょっちゅうじゃれついていた。
だから、今も当時みたいにじゃれついている訳だ。
ただし、当時は子猫の姿をしていたのに対し、今は人間の姿だ。
結果、イッセーはその話を聞いても、一向に落ち着けていなかった。
ちなみに、こいつもイッセーに好意を寄せている。
あの時はイッセーが異能の存在を知らなかった事もあり、子猫の姿をしていたが、今はイッセーも異能の存在な訳だ。
故に遠慮無くじゃれついている訳だ。
「あれ?そう言えば、飼い主が見つかったとか…」
「それ、私の姉です」
「姉?」
「彼女はとある理由で家族と生き別れていたんだよ」
「そこへ偶然俺達が…っと言うより、お前に会った訳だ。んで、神楽の姉は賞金稼ぎ(バウンティーハンター)
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