第4章
停止教室のヴァンパイア
第83話 衝撃の再会です!
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「直すよりも一から作り直した方が早いと思うよ」
「……そうか」
「ああ、費用に関しては問題無いよ」
「なに?」
「これはまだ試作段階で完成品じゃないからね」
「どう言う事だ?」
「逆に聞くけど、不便だなとか思ったところとか無かったかい?」
「確かに鞘が若干重かったり、刀身強化と身体強化を併用できない事に不満はあったが…」
「その辺をどんどん改善していって初めて二人のオーダーメイドウェポンが完成するんだよ。僕のラプターズ・R&Bや竜撃銃(アーツドラグナー)もそうやって完成したんだから。で、その分の費用も前払いしちゃってるから、完成品ができるまではこれ以上費用が懸かる事は無いんだよ」
「だが、相当な額になったんじゃないのか?」
「まあ、確かに相当な額だったけど、でも、色々とサービスしてもらったし、それに結構稼いでいるのは知ってるだろ」
「まあ…」
「家族なんだし、遠慮無く頼りなよ」
「……はぁ、敵わねえな。分かったよ」
「よろしい。それじゃあ朝ごはんにしようか」
「手伝う。それくらいはさせろ」
「ふふ、ありがとう」
やれやれ、兄貴に仕送りされている内は兄貴に敵いそうにないな。
「おはよう、明日夏兄、冬夜兄…」
「おはよう、千秋」
「おはよう」
朝食の準備をしていると、千秋が欠伸をしながらやって来た。
「ねえ二人とも、家の前にある段ボールってなに?」
「は?」
なんの事を言っているのか分からず、素っ頓狂な声が出てしまった。
とりあえず、外に出てみると、千秋の言う通り、段ボールが置かれていた。
「………」
早朝、起床した俺は現在、非常に困惑していた。
「……うぅ…んん…」
現在、横に裸の見知らぬ美少女が寝ていた。
『………』
そして、そんな女の子と俺をベットの横でジト目で見ている部長とアーシア、鶇さん、燕ちゃんがいた。
「……さて、イッセー。これはどう言う事かしら?」
ヒィィィ!?部長が怒ってらっしゃる!?
「……その娘誰?」
鶇さんもなんか物凄い不機嫌だしぃぃ!?
「……い、いや、鶇さん。俺も知らない娘なんだけど…」
「なんで知らない娘があんたのベットにいるのよ…」
「いや、俺も分からないんだけど…」
一体なぜこんな事に!?
「……うぅ〜ん…」
とかやってると、女の子が起きた。
「…おはようございます、イッセーさん…」
寝ぼけ眼を擦りながら挨拶してきた。
俺の事を知ってるって事は知り合い?
だけど、俺はこの娘の事をまったく知らないんだけどな…。
とにかく、この娘が誰なのかはっきりさせないと!
「あの…君誰?」
「……やっぱり覚えてないんですか…」
途端に寂しそうな顔をして言う。
やっぱり知り合い…なのか?
でも、見覚えがまったく…あれ?
なんか、無い
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